デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

2部 実業・経済

1章 金融
4節 保険
1款 東洋生命保険株式会社
■綱文

第51巻 p.228-229(DK510061k) ページ画像

大正3年4月6日(1914年)

是日、築地新喜楽ニ於テ、当会社主催、第一銀行幹部招待会開カル。栄一出席シテ挨拶ヲナス。


■資料

(東洋生命保険株式会社) 社報 第一六号・第三九―四〇頁大正三年四月 第一銀行幹部諸氏招待会(DK510061k-0001)
第51巻 p.228-229 ページ画像

(東洋生命保険株式会社) 社報  第一六号・第三九―四〇頁大正三年四月
    ○第一銀行幹部諸氏招待会
 我社は第一銀行の支店長会議あるを好機として、四月六日築地新喜楽に、同銀行頭取渋沢男爵を始め各幹部支店長、朝鮮興業会社幹部諸氏、及び恰も入京中なりし朝鮮銀行理事木村雄次氏等約三十名を招待して、平素我社に対し深甚の同情と後援とを与へらるゝ厚意を謝せんが為め清宴を催せり。
 午後四時参会。烏鷺数番の後宴に入る、即ち尾高社長は一場の軽快なる挨拶を試み、次いで渋沢男爵は第一銀行を代表せられて、莞爾として起ち
 「東洋生命も社中一同協力一致して熱誠事に当り、孜々汲々活躍に努めたれば、例月異数の好成績を挙げ、今や当事者の適確なる企劃経営に依り、斯界に於て十二分の基礎を確立し得たるは、寔に御同慶の至りなり。
 尚今夕第一銀行関係者を招待されたるに対しては、予は同銀行を代表して衷心感謝して已まず、自今以後益々東洋生命の為め尽力するを惜まざるべし。願くば旧に倍して努力奮闘、以つて大成を期せられよ。云々」と一場の演説を試みられたり。
 此の間新橋芸妓二十名の手踊り「朝妻船」及び宇治紫朝の新内「大井川」等余興ありて、興弥々湧けり。美妓の酒間を斡旋して主客歓談尽くる処を知らず、為めに楽しき春は此処のみと思はれぬ。
 かくて一同は十二分の歓楽を尽して、更らに囲碁数番を催し、午後九時和気靄々の裡に散会せり。因に当日の来会者左の如し。
 渋沢男爵 土岐僙 木村雄次 西園寺亀次郎 野口弥三 中川知一 杉田富 野口弘毅 西村道彦 河野正次郎 大沢佳郎 西条峰三郎 清水百太郎 湯浅徳次郎 広瀬市三郎 竹山純平 大塚磐五郎 内山吉五郎 江藤厚作 中村歌次郎 大野富雄 宇治原退蔵 松井万緑 玉木泰次郎 織田雄次 長滝武司 尾高社長 佐々木専務 福
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島常務