デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

2部 実業・経済

3章 商工業
9節 汽車製造
2款 其他 1. 山本工場
■綱文

第53巻 p.129-130(DK530023k) ページ画像

大正9年1月24日(1920年)

是日、浜町常盤屋ニ於テ、当工場年次総会開カレ、栄一出席ス。大正十二年一月二十九日、同所ニ於テ開カレタル年次総会ニモ、栄一出席ス。


■資料

渋沢栄一 日記 大正九年(DK530023k-0001)
第53巻 p.129 ページ画像

渋沢栄一 日記 大正九年        (渋沢子爵家所蔵)
一月二十四日 晴 軽寒
○上略 五時過浜町常盤屋ニ抵リ、山本栄男氏ノ饗宴ニ出席ス、佐々木・石井等来会ス、平岡熙氏来リテ種々ノ談話アリ、余興・饗宴共ニ注意ヲ極ム、夜十一時散宴
○下略


(増田明六)日誌 大正九年(DK530023k-0002)
第53巻 p.129 ページ画像

(増田明六)日誌 大正九年       (増田正純氏所蔵)
廿四日○一月 土 雨
○上略
午後五時常磐屋《(盤)》ニ於テ山本工場ノ昨年度決算終了ニ付恒例ノ宴会アリ
男爵・佐々木勇助之氏・石井健吾氏及小生ノ四人招カレテ客ト為リ、主人ハ平岡熙及山本栄男ノ両氏ナリ
山本工場ノ昨年度ノ成績ハ非常ナルモノニテ、資本金四六、〇〇〇円ニ対シ五十割余ノ利益ヲ収メラレタリ、即純益金ハ二三一、五一二円ニシテ、内各種積立金ニ七万円ヲ、出資者ニ一五〇、〇〇〇円ヲ配当金トシテ割賦セリ、蓋シ日本国内各種ノ製造会社工場無数ナランモ、山本工場ノ如キ利益ヲ収メタルモノ他ニアラサルべキヲ信スルナリ
現在山本工場ハ昨年限リ解散シ、新ニ旧組合員渋沢男爵・佐々木勇之助氏・平岡熙氏・山本栄男氏ノ外串田万蔵氏・石井健吾氏・今村繁三氏ノ三氏ヲ加ヘ、合計七氏ニテ各平等ニ金三万円宛出資シ、資本金弐拾壱万円ヲ以テ経営スルコトヲ本日決セラレタリ
右等決算報告及決議アリタル後、鄭重ナル饗応アリ○下略


渋沢栄一 日記 大正一二年(DK530023k-0003)
第53巻 p.129 ページ画像

渋沢栄一 日記 大正一二年       (渋沢子爵家所蔵)
一月二十九日 晴 寒
○上略 五時過ヨリ浜町常盤屋ニ抵リ、山本栄男氏ノ招宴ニ出席ス、平岡熙・串田万蔵・佐々木・石井諸氏来会、種々ノ余興アリ、食前ニ於テ其経営ノ工業ニ付大体ノ報告アリ、一同相慶シ、且歓ヲ尽シテ夜十時散会ス
○下略


(増田明六)日誌 大正一二年(DK530023k-0004)
第53巻 p.129-130 ページ画像

(増田明六)日誌 大正一二年      (増田正純氏所蔵)
 - 第53巻 p.130 -ページ画像 
一月廿九日 月 晴
○上略
午後五時半浜町常盤家に於て山本工場大正十一年決算ニ関する総会あり、子爵・佐々木氏・石井氏・串田万蔵氏・明石氏及小生も招かれて出席、平岡熙氏・山本栄男氏主人側と為り大ニ斡旋せらる、不相変余興に念を入れられ、小さんの落語、柳橋芸者の踊(此踊及歌は平岡氏の作なりと云ふ)及 《(原本欠字)》の義太夫沼津平作の段あり、歓を尽して帰宅す
○下略


(山本工場)大正拾弐年度第拾壱回営業報告書(DK530023k-0005)
第53巻 p.130 ページ画像

(山本工場)大正拾弐年度第拾壱回営業報告書 (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    大正拾弐年度第拾壱回営業報告書
本年度ニ受ケタル注文数ト前年度ヨリ繰越シタル高トヲ合シタル持注文数ハ、別表第一号表示ノ如クニシテ、十年度ト対比シテ、前年度ハ転轍器ニ於テ三倍四分、轍叉及信号機共ニ一倍七分、弾機四倍ナリシガ、本年度ハ転轍器四倍七分、轍叉二倍三分、信号機一倍七分、弾機四倍四分ニシテ、本年度ハ各種共著敷増加ヲ示シ、之レガ平均昨年度ノ二倍七分ニ対シテ本年ハ参倍参分ノ割合ナリ
○中略
    大正拾弐年度中工場重要事項
 一月廿九日、浜町常盤家ニ於テ第拾回総会ヲ開催シ、営業決算報告利益金処分等総テ原案ノ通リ満場一致ヲ以テ承認可決セラレタリ
○下略