デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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（増田明六）　日誌　大正一五年　　　　　（増田正純氏所蔵）
十一月十五日　月　晴　　　　　　　　　　　　　　　出勤
午前九時飛鳥山邸に至り神谷忠雄氏と子爵との会話に参列す、用件ハ東京電灯と東京電力のと合併に関し、紐育ギヤランテー・トラスト・コンパニーの代表者として来邦中のウオーカー氏の意を受けて、神谷氏が子爵ニ其尽力を請うにあり、子爵ハ右ニ対し、自分は実業界隠退の今日表面ニ起ちて尽力し難きも背後ニ在りて十分添心すべし、其衝ニ当るものハ井上準之助を最も適任と思ふニ依り、同氏に懇談尽力を請ふ事を約せられた
○下略
　　　○中略。
十一月廿七日　土　晴　　　　　　　　　　　　　　　出勤
○上略
本日の来訪者
○中略
5神谷忠雄　東電、東電灯合併ニ関する件
○下略