デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.16

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

2部 実業・経済

5章 農・牧・林・水産業
1節 農・牧・林業
2款 十勝開墾合資会社(十勝開墾株式会社)
■綱文

第54巻 p.158-186(DK540044k) ページ画像

大正15年7月5日(1926年)

是ヨリ先、栄一、当会社農場内居住民ノタメ、寺院建立ニ尽力スルトコロアリ、前当会社農場長吉田嘉市、是日付書翰ヲ以テ、右寺院ノ称号ヲ青淵山寿光寺ト定ムルニ付キ、栄一ノ諒承ヲ求メ、且ツ本堂内陣ニ掲グベキ扁額ノ揮毫ヲ請フ。

昭和二年七月、栄一、之ヲ揮毫ス。


■資料

(吉田嘉市)書翰 白石喜太郎・増田明六宛大正一五年七月五日(DK540044k-0001)
第54巻 p.158-159 ページ画像

(吉田嘉市)書翰  白石喜太郎・増田明六宛大正一五年七月五日
                    (渋沢子爵家所蔵)
  大正15年7月5日
    白石喜太郎殿 白石  吉田嘉市
    増田明六殿
謹啓
向暑之候に御座候処、子爵閣下御始め各位には益々御清祥之御事と為邦家大賀此事に奉存候
降而小老事其後ハ至テ御疎遠にのみ打過き失礼申上居り候処、御蔭を以て別状なく消光罷在候間、乍憚御省念被下度候
陳者這般植村社長殿御来場之節、委細懇願申上置候事ニ候が、実は熊牛農場も逐年発展仕り、兼而
御高配を蒙り候寺院も、本年五月寺号公称を認可せられ、寺号を寿光寺と称し、愈々建立之運ひと相成り、本年材料等を準備し、明春早々起工し、明後年竣成之予定ニ御座候
就而は当農場ハ子爵閣下之多年御苦心御丹精により今日あるニ至り候ものにて、親しく御薫陶ニ接し候小老始め住民一同等しく閣下之御高
 - 第54巻 p.159 -ページ画像 
徳を敬慕致居候次第ニ御座候、右ニ付閣下之御高徳を永く紀念致度、閣下之雅号を頂戴し、之を山号とし、青淵山寿光寺と称号致度、此儀何卒御聴届被下候様御願申度、尚重々恐懼之至りニ御座候へ共、閣下之御揮毫を願ひ、縦三尺、横六尺位之扁額として御堂内陣ニ掲度、是又何卒御承諾を蒙り度、尊台より宜敷御取計被下度伏而奉懇願候
実は小老上京し親く御懇願申上度筈ニ御座候処、彼是意に任せす、恐乍愚書右御願申上度、何分之御垂示御待申入候 頓首再拝


清水町五十年史 同町編 第八五九頁昭和二八年三月刊(DK540044k-0002)
第54巻 p.159 ページ画像

著作権保護期間中、著者没年不詳、および著作権調査中の著作物は、ウェブでの全文公開対象としておりません。
冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。

(増田明六) 日誌 昭和二年(DK540044k-0003)
第54巻 p.159 ページ画像

(増田明六) 日誌  昭和二年      (増田正純氏所蔵)
十月十三日 木 晴                出勤
午後五時植村澄三郎氏に招かれて、丸の内常盤家ニ於て饗を受けた、十勝開墾会社の創立者の一人であつた渋沢子爵と、同社々長であつた渋沢篤二氏、同社重役であつた小生及白石喜太郎氏と、同会社を買収した明治製糖会社々長相馬半治・専務取締役有島健助・同藤野幹及庶務課長中村氏とが参列した、越喜美と云ふ娘義太夫の余興があつた、一同歓を尽した
○下略
  ○中略。
十一月十四日 月 晴               出勤
出勤掛十時ニ三光町に渋沢篤二殿を訪問した○中略 植村澄三郎氏よりの依頼で、十勝開墾会社より記念品料金五百円を持参御渡した
○下略

 - 第54巻 p.160 -ページ画像 


〔参考〕竜門雑誌 第五九一号・第一二―一九頁昭和一二年一二月 北海道に於ける明治年間の「大農場」(上) 『渋沢農場』旧十勝開墾会社に関する談話誌 石川正義(DK540044k-0004)
第54巻 p.160-166 ページ画像

著作権保護期間中、著者没年不詳、および著作権調査中の著作物は、ウェブでの全文公開対象としておりません。
冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。

〔参考〕竜門雑誌 第五九二号・第二七―三五頁昭和一三年一月 北海道に於ける明治年間の「大農場」(下) 『渋沢農場』旧十勝開墾会社に関する談話誌 石川正義(DK540044k-0005)
第54巻 p.166-173 ページ画像

著作権保護期間中、著者没年不詳、および著作権調査中の著作物は、ウェブでの全文公開対象としておりません。
冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。

〔参考〕開墾地移住経営事例 農林省農務局編 第二二―四七頁昭和二年三月刊(DK540044k-0006)
第54巻 p.173-186 ページ画像

著作権保護期間中、著者没年不詳、および著作権調査中の著作物は、ウェブでの全文公開対象としておりません。
冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。