デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

2部 実業・経済

6章 対外事業
2節 支那・満洲
6款 日華実業協会
■綱文

第55巻 p.196-199(DK550039k) ページ画像

大正11年12月5日(1922年)

是日、当協会幹事会ニ於テ、青島商科大学ノ設置ニ関シ協議ス。栄一会長トシテ出席ス。

爾後、当協会ニ於テハ、之ガ開校ニツキ諸般ノ準備ヲ進メツツアリシ所、翌十二年九月一日ノ関東大震災ニ遭遇シ、該計画ハ、当分延期ノ已ムナキニ至ル。


■資料

集会日時通知表 大正一一年(DK550039k-0001)
第55巻 p.196-197 ページ画像

集会日時通知表  大正一一年       (渋沢子爵家所蔵)
九月十一日  月 正午    日華実業協会幹事会(同会)
  ○中略。
九月十九日  火 正午    日華実業協会理事会(同協会)
               引続キ亜片委員会(同協会)
         午後一時  塩沢昌貞氏来約(日華実業協会)
  ○中略。
九月廿六日  火 午後 時  日華実業協会工藤氏兜町ニ来約、外務省木島氏同上
  ○中略。
十月十日   火 正午    日華実業協会幹部会(郵船会社二階会議室)
  ○中略。
十一月十日  金 午後二半時 日華実業協会幹事会(同会)
  ○中略。
十一月二十日 月 正午    日華実業協会幹部会(同会)
  ○中略。
十一月廿七日 月 正午    日華実業協会工藤氏来約(兜町)
十一月廿八日 火 午前十一半時 日華実業協会幹事会(同会)
  ○中略。
十二月五日  火 正午    日華実業協会幹事会(同会)
十二月六日  水 正午    日華実業協会幹部会(同会)
  ○中略。
十二月八日  金 午前十一時 日華実業協会工藤氏来約(兜町)
  ○中略。
 - 第55巻 p.197 -ページ画像 
十二月十一日 月 午後三時  日華実業協会幹事会(同会)
十二月十二日 火 午前十一半時 日華実業協会幹部会(同会)
  ○中略。
十二月廿二日 金 午前九時  日華実業山井氏等四氏来約(飛鳥山邸)
  ○中略。
十二月廿九日 金 正午    日華実業協会幹事総会(同会)


中外商業新報 第一三二〇〇号大正一一年十二月六日 日華実業協会の青島大学再燃(DK550039k-0002)
第55巻 p.197 ページ画像

中外商業新報  第一三二〇〇号大正一一年十二月六日
    日華実業協会の
      青島大学再燃
予て日華実業協会に於て設立計画中であつた青島商科大学に就いては中途支那側が余り之を歓迎しないやうであつた為め、一時計画中止と決定して居つた処、最近に至り、支那側は幾分態度を改め其設立を希望する事が判り、且つ従来協会側の希望して居た万年兵営を校舎として引渡す事は出来ないが、旭兵営の方ならば譲渡するを辞さないと申込んで来たので、協会では五日正午より渋沢会長・和田副会長、児玉・白岩・荻野・杉原・阿多の各幹事出席協議を重ね午後三時散会した、六日は外務当局の出席を乞ひ更に協議をすると


日華実業協会往復(一) 【青島商科大学開校準備費】(DK550039k-0003)
第55巻 p.197 ページ画像

日華実業協会往復(一)        (渋沢子爵家所蔵)
    青島商科大学開校準備費 自大正十年六月至大正十二年五月
                        円
俸給手当              一〇、〇四〇・四五
通信費                一、四五五・一一
旅費                 六、四八八・三三
広告費並ニ宣伝費           二、〇二五・七八
備品費                四、〇六三・〇五
営繕費並ニ運搬費           四、二三一・二七
集会費                一、一七二・一〇
諸消耗品雑費             一、五一九・六八
新聞図書費                一四六・三〇
車賃                 二、五四四・一〇
計                 三三、六八六・一七


日華実業協会往復(一)(DK550039k-0004)
第55巻 p.197-198 ページ画像

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日華実業協会往復(一)(DK550039k-0005)
第55巻 p.198 ページ画像

日華実業協会往復(一)         (渋沢子爵家所蔵)
                  (栄一鉛筆)
                  十一月八日一覧
拝啓
    青島商科大学用校舎並ニ駐在員ノ件
去ル七月十八日幹事会ニ於テ青島商科大学校舎ヲ一時支那側官憲ニ貸与、並ニ青島駐在員解雇、及校舎用器具始末ノ儀御協議ヲ願ヒ、右ニ関スル諸般手続一切ヲ児玉幹事ヲ経テ横浜正金銀行青島支店長渡辺礼氏ニ御依頼中ノ処、別紙○前掲十月廿三日付児玉幹事宛渡辺礼氏書翰ノ通リ
校舎貸与ニ関スル支那側トノ交渉ハ未タ調印ヲ了セサルモ、駐在員ハ整理事務終了ト共ニ十月廿日限リ解雇シタル旨報告有之候間、御承知置願度、右御報告迄得貴意候 敬具
  大正十二年十一月六日
                      日華実業協会
    渋沢会長殿


日華実業協会報告 (自大正十一年六月至大正十二年五月) 第八―一〇頁刊(DK550039k-0006)
第55巻 p.198-199 ページ画像

日華実業協会報告 (自大正十一年六月至大正十二年五月)  第八―一〇頁刊
 ○第三回総会及評議員会ニ於ケル会務報告(朗読)
    青島大学ノ件
本年度ノ重ナル会務ハ予テ御報告ニ及ヒタル青島商科大学ノ計画ニテ之カ為メ幹事会ヲ開キタル事二十六回ニ及ヒ、何分協会トシテノ重要案件ナルニヨリ慎重協議ヲ遂ケタル次第ニテ、本計画ニ関シテハ昨十一年二月特ニ評議員会ヲ開キ開校準備ニ着手スル事ニ決定サレ、前回ノ総会ニ於テ其後ノ経過御報告申上ケタルモ、右学校ノ計画実施ハ、之ト重大ナル関係ヲ有スル日支細目交渉委員会カ、昨年六月ヨリ北京ニテ開催ノ事トナリ、協会ニ於テハ当初ノ目的貫徹スル為メ、外務当
 - 第55巻 p.199 -ページ画像 
局ハ勿論直接支那側交渉委員長王正廷氏ト交渉スル等、種々誠《(試)》ミタルモ、本協会当初ノ希望タル万年兵営ハ支那側ニ於テ保有スル事ニ決定シ交渉不調ニ終リタルヲ以テ、昨年十一月一旦本計画ヲ放棄スル事ニ決定シタルモ、後ニ支那側ヨリ万年兵営ト略同一ノ建物並ニ敷地ヲ有スル旭兵営ヲ提供スル事トナリ、協会ニ於テモ協議ノ上更ニ旭兵営ニ依リ従来ノ計画ヲ進ムルニ決定シ、爾来夫々専門家ニ依嘱シテ予算其他計画ヲ立案シ、諸般準備ニ着手中、今回ノ大震災ニ遭遇シタルヲ以テ、幹事会ニ於テハ此際当分着手延期ヲ決議シタル次第ナリ