公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
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大正8年7月10日（1919年）
是月九日、当会ニ関スル官制公布セラレ、是日栄一、当会委員ヲ仰付ケラル。
臨時財政経済調査会要覧 第一号・第一―一七頁 刊（DK560135k-0001）
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臨時財政経済調査会要覧 第一号・第一―一七頁 刊
○臨時財政経済調査会官制（大正八年七月九日公布勅令第三百三十一号）
第一条 臨時財政経済調査会ハ内閣総理大臣ノ監督ニ属シ、関係各大臣ノ諮詢ニ応シテ財政及経済ニ関スル重要ナル事項ヲ調査審議ス
第二条 調査会ハ会長一人、副会長二人及委員三十人以内ヲ以テ之ヲ組織ス
特別ノ事項ヲ調査審議スル為必要アルトキハ臨時委員ヲ置クコトヲ得
第三条 会長ハ内閣総理大臣ヲ以テ之ニ充ツ
副会長、委員及臨時委員ハ内閣総理大臣ノ奏請ニ依リ内閣ニ於テ之ヲ命ス
第四条 会長ハ会務ヲ総理ス
会長事故アルトキハ内閣総理大臣ノ指名スル副会長其ノ職務ヲ代理ス
第五条 内閣総理大臣ハ調査審議ノ為必要アリト認ムルトキハ調査会ニ部ヲ置キ委員及臨時委員ヲ之ニ分属セシムルコトヲ得
第六条 調査会ニ幹事ヲ置ク、内閣総理大臣ノ奏請ニ依リ関係各庁高等官ノ中ヨリ内閣ニ於テ之ヲ命ス
幹事ハ会長及副会長ノ指揮ヲ承ケ庶務ヲ整理ス
第七条 調査会ニ書記ヲ置ク、内閣ニ於テ之ヲ命ス
書記ハ会長・副会長及幹事ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
附則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
臨時国民経済調査会官制ハ之ヲ廃止ス
○臨時財政経済調査会議事規則（大正八年七月十八日決定）
第一条 会議ノ日時及場所ハ会長之ヲ定ム
第二条 会長ハ会議ノ議長ト為リ議事ヲ整理ス
第三条 会長・副会長共ニ事故アルトキハ会長ニ於テ指名シタル委員臨時議長ヲ代理ス
第四条 会議ハ委員及臨時委員ヲ合セ其ノ三分ノ一以上出席スルニ非サレハ之ヲ開クコトヲ得ス
第五条 議席ハ予メ抽籖ヲ以テ之ヲ定ム
第六条 会議ハ之ヲ秘密トス
第七条 発言セムトスル者ハ議長ノ許可ヲ受クヘシ
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発言ハ議席ニ於テ起立シテ之ヲ為スヘシ
第八条 議事ノ整理上必要アルトキハ議長ハ発言ヲ止メ又ハ議事ヲ中止スルコトヲ得
第九条 会長意見ヲ陳述シ又ハ可否ノ数ニ加ハラムトスルトキハ議席ニ著クヘシ
副会長ハ議事ヲ整理スル場合ノ外常ニ議席ニ列ス
第十条 関係各庁職員其ノ他会長ニ於テ適当ト認メタル者ハ会議ニ出席シ議案ノ説明ヲ為シ又ハ意見ヲ陳述スルコトヲ得
第十一条 修正ノ動議ヲ提出セムトスル者ハ案ヲ具シ之ヲ議長ニ差出スヘシ、但シ簡単ナルモノハ口頭ヲ以テ陳述スルコトヲ得
第十二条 動議ハ賛成者アルニ非サレハ議題ト為スコトヲ得ス
第十三条 議事ハ過半数ヲ以テ之ヲ決ス、可否同数ナルトキハ議長ノ決スル所ニ依ル
第十四条 採決ハ起立ニ依ル、但シ議決ニ依リ記名投票又ハ無記名投票ヲ用フルコトヲ得
第十五条 調査会ニ部ヲ置キタルトキハ部ニ属スル委員及臨時委員ノ互選ヲ以テ部長ヲ置ク
部長ハ審査ノ経過及結果ヲ会議ニ報告スヘシ
部会ニハ本則ノ規定ヲ準用ス
第十六条 会長必要ト認ムルトキハ部ノ外委員及臨時委員ノ中ヨリ特別委員ヲ選定シ審査ヲ命スルコトヲ得
第十七条 特別委員ハ其ノ互選ヲ以テ委員長ヲ置ク
特別委員長ハ審査ノ経過及結果ヲ会議ニ報告スヘシ、特別委員会ニハ本則ノ規定ヲ準用ス
第十八条 議事録ハ幹事之ヲ作成スヘシ
青淵先生公私履歴台帳（DK560135k-0002）
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青淵先生公私履歴台帳 （渋沢子爵家所蔵）
任免叙授
同年同日 ○大正八年七月一〇日 臨時財政経済調査会委員被仰付 内閣
竜門雑誌 第三七四号・第四九頁 大正八年七月 臨時財政経済調査会委員（DK560135k-0003）
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竜門雑誌 第三七四号・第四九頁 大正八年七月
○臨時財政経済調査会委員 青淵先生には七月十日臨時財政経済調査会委員を仰付けられたり。
臨時財政経済調査会要覧 第六―一七頁 刊（DK560135k-0004）
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臨時財政経済調査会要覧 第六―一七頁 刊
○臨時財政経済調査会職員（大正十年二月十日現在）
会長
五番 内閣総理大臣 原敬
副会長
一番 従三位勲一等子爵 高橋是清
九十一番 従三位勲一等男爵 山本達雄
委員
二番 正五位勲二等 高橋光威
三番 串田万蔵
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四番 従四位勲三等 小山健三
六番 従四位勲四等男爵 郷誠之助
七番 正四位勲二等 橋本圭三郎
八番 従四位勲二等 浜口雄幸
九番 正四位勲四等伯爵 林博太郎
十番 従四位勲三等 田中隆三
十一番 梶原仲治
十二番 山岡順太郎
十三番 従五位勲三等 団琢磨
十四番 従四位勲三等 山崎覚次郎
十五番 正四位勲二等 古賀廉造
十六番 正五位勲二等 横田千之助
十七番 正六位 藤山雷太
十八番 正五位勲三等 吉植庄一郎
十九番 勲四等 鈴木梅四郎
二十番 従四位勲三等 秦豊助
二十一番 正五位勲三等 井上準之助
二十二番 正五位勲四等 岡崎邦輔
二十三番 従五位勲三等 松本剛吉
二十四番 従五位勲四等 片岡直輝
二十五番 正四位勲三等子爵 前田利定
二十六番 正四位勲二等 神野勝之助
二十七番 正三位勲一等子爵 渋沢栄一
五十八番 正四位勲一等 水町袈裟六
八十七番 正五位勲三等 三土忠造
八十八番 正五位勲四等 望月圭介
元委員
八年十二月二十二日被免 従三位勲一等男爵 田健治郎
九年七月一日被免 正三位勲一等 犬塚勝太郎
諮問第一号関係臨時委員
二十八番 正四位勲三等 古在由直
二十九番 従四位勲三等 佐野善作
三十番 正五位勲四等 矢作栄蔵
諮問第三号及第四号関係臨時委員
三十一番 従四位勲二等功三級 岡田啓介
三十二番 門野重九郎
三十三番 正四位勲二等 寺野精一
三十四番 従三位勲一等功四級 坂本一
三十五番 正四位勲四等男爵 中島久万吉
三十六番 正五位勲二等 松方幸次郎
三十七番 正四位勲三等男爵 斯波忠三郎
三十八番 勲三等 内田信也
三十九番 磯村豊太郎
四十二番 正五位勲三等男爵 安川敬一郎
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四十三番 従四位勲二等功三級 菅野尚一
四十四番 従四位勲三等功五級 武田秀雄
四十五番 香村小禄
四十六番 正四位勲三等 石丸重美
四十七番 勲四等 堀啓次郎
四十八番 従三位勲二等 白仁武
四十九番 正五位勲五等 浅野総一郎
五十番 勲六等 岸本兼太郎
五十一番 勲五等 小田柿捨次郎
五十二番 勝田銀次郎
五十三番 従四位勲三等 今岡純一郎
五十四番 正四位勲四等子爵 大河内正敏
五十六番 勲三等 山下亀三郎
五十七番 従四位勲三等 今泉嘉一郎
諮問第五号関係臨時委員
五十九番 正六位勲五等 末延道成
六十番 正五位勲三等 神戸正雄
六十一番 植村澄三郎
六十二番 関田嘉一郎
六十三番 前川太兵衛
六十四番 正六位勲六等 増田増蔵
六十五番 黄金井為造
六十六番 従七位勲六等 浜口吉兵衛
六十七番 従四位勲二等 小橋一太
六十八番 井上辰九郎
六十九番 従五位勲三等 原富太郎
七十番 堀越善重郎
七十一番 勲四等 星野錫
七十二番 従五位 鈴木馬左也
七十三番 谷口房蔵
七十四番 正五位勲三等 桑田熊蔵
七十五番 池田有蔵
七十六番 従五位 大橋新太郎
七十七番 岩井勝次郎
七十八番 正四位勲二等 横井時敬
七十九番 気賀勘重
八十番 従五位勲三等 木村清四郎
八十一番 正六位動三等 鈴木摠兵衛
八十二番 従四位勲二等 馬場鍈一
八十三番 小林作五郎
八十四番 米山梅吉
八十五番 正六位勲三等 山本悌二郎
八十六番 正六位 和田豊治
八十九番 正六位勲三等 渡辺修
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九十番 従四位勲三等 添田敬一郎
元諮問第三号及第四号関係臨時委員
九年十二月二十七日薨 従二位勲一等 高崎親章
九年十二月一日薨 従三位勲二等 阪田貞一
元諮問第五号関係臨時委員
十年二月九日薨 従三位勲一等男爵 近藤廉平
幹事
内閣書記官 下条康麿
○外一一名氏名略ス
○下略