デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

3部 身辺

1章 家庭生活
1節 同族・親族
1款 同族
■綱文

第57巻 p.24-25(DK570009k) ページ画像

大正6年4月13日(1917年)

是日、栄一五男秀雄、竹田政智長女たけ子ヲ娶ル。


■資料

青淵先生子孫一覧(DK570009k-0001)
第57巻 p.24 ページ画像

青淵先生子孫一覧             (渋沢子爵家所蔵)

 四男
  秀雄
    母ハ後配伊藤氏、明治二十五年十月五日生、実ハ七男ナリ、分家ス、妻ハ竹田政智長女たけ子
  長男
   一雄
    大正五年三月三日生
  長女
   栄子
    大正六年三月十二日生
  二男
   秀二
    大正七年七月十日生
  三男
   俊三
    大正八年六月二十四日生、同九年八月六日逝
  二女
   花子
    大正十年三月十四日生

  ○本資料第二十九巻第五七頁「青淵先生子孫一覧」案文参照。


集会日時通知表 大正六年(DK570009k-0002)
第57巻 p.24 ページ画像

集会日時通知表  大正六年        (渋沢子爵家所蔵)
四月十三日 金 午後五時 秀雄殿御婚儀祝宴(飛鳥山)
   ○中略。
四月十五日 日 午後一時 秀雄殿御婚儀御披露園遊会(飛鳥山邸)


中外商業新報 第一一一四四号 大正六年四月一六日 渋沢邸園遊会 秀雄氏結婚披露(DK570009k-0003)
第57巻 p.24-25 ページ画像

中外商業新報  第一一一四四号 大正六年四月一六日
    ○渋沢邸園遊会
      秀雄氏結婚披露
渋沢男爵家にては男爵四男秀雄氏と竹田政智氏長女たけ子との結婚披露の為、十五日午後一時より折柄桜の花は霞とまがふ飛鳥山の別荘に於て、両家親戚及朝野の貴紳淑女を招きて盛大なる園遊会を催したり当日花には惜しき
△雨濛として 山を罩めしが、時刻近づくと共に自動車・馬車の轍は繁く客を送りて果つるを知らず、玄関には男爵夫妻・竹田氏夫妻、親
 - 第57巻 p.25 -ページ画像 
戚なる穂積男夫妻、阪谷男夫妻及媒妁人たる佐々木勇之助夫妻等立ち並びて慇懃に迎へつ、軈て二時となれば、彼方の舞台に梅若万三郎の能、藤間勘右衛門政弥の踊、新橋芸妓連の舞等の余興華やかに演ぜられ、庭の面には雨を避けて摸擬店の設けそなはり、赤襷の美妓が愛嬌は花と艶を競ふかとばかり
△斯て四時半 特に設けられたる大食堂は開かれ、花の飾り美くしき食卓に就きて暫し、宴将に酣なる頃、媒妁佐々木氏起ちて挨拶を述べ且つ新郎新婦を一同に紹介し、次で渋沢男の挨拶あり、新夫婦の為に将来自分同様御別懇御親交ありたしとの意を述ぶれば、来賓を代表して徳川家達公立ちて謝意に兼ぬるに祝福を以てし、次で土方伯の発声にて一同盃を挙げて
△両家の万歳 を唱和し、更に渋沢男一同と再ひ盃を挙げて之に応酬し、主客歓を尽して和気靄々たる裡に散会せり、当日の来賓は前記諸氏の他左の諸氏夫人令嬢を始め五百余名なりき
 田逓相・松室法相・仲小路農相・末松子・岡部子・三島子 ○下略


竜門雑誌 第三四八号・第八一―八四頁 大正六年五月 ○渋沢秀雄君の結婚披露会詳報(DK570009k-0004)
第57巻 p.25 ページ画像

竜門雑誌  第三四八号・第八一―八四頁 大正六年五月
○渋沢秀雄君の結婚披露会詳報 青淵先生の四男秀雄君と本社特別会員竹田政智君長女たけ子嬢との結婚披露会は四月十五日、午後一時より飛鳥山別邸に於て開かれたり。当日は生憎雨天となりたるに係らず朝野貴紳淑女の自働車・馬車の轍繁く、客を送りて果つるを知らず。定刻洋館には青淵先生・同令夫人・竹田政智君・同令夫人・新郎新婦並に媒酌人たる佐々木勇之助君・同令夫人立並びて慇懃に来賓を迎えられつゝ、軈て定刻二時半彼方の舞台に於て梅若万三郎の能、藤間勘右衛門政弥の踊、新橋芸妓連の舞等の余興あり、庭前には摸擬店の設けありて客をあしらひぬ。斯くて午後四時半特に設備されたる大食堂を開かれ、宴将さに酣なる頃、媒酌人佐々木勇之助君起ちて新郎新婦を紹介せられ、次で青淵先生には「雨中にも係らず、斯くも多数の御方々の御光来を辱うしたるは誠に感謝に堪えざる所なり。何卒新夫婦の為め将来永く自分同様御別懇の御交際を願はしう存じまする」と述べらるゝや、公爵徳川家達氏、来賓一同を代表して答礼の挨拶を為し且つ「新郎新婦の前途を祝福すると同時に、御尊父の如く将来社会国家の為めに尽瘁せられんことを希望す」と述べられ、次で当日の最年長者たる土方伯の発声にて一同盃を挙げて渋沢・竹田両家の万歳を唱和し、更に青淵先生盃を挙げて来賓一同の健康を祝し、是れにて式を終り、和気靄々裡に散会したるは午後六時過なりき。当日来賓の主なる諸氏は左の如し。(順序不同)
 子爵 清浦奎吾 男爵 浜尾新  男爵 菊池大麓
    石原健三 男爵 尾崎三良    長崎省吾
    同令夫人    中村巍     同令夫人
○下略