デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2017.6.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

3部 身辺

12章 相続
■綱文

第57巻 p.770-771(DK570348k) ページ画像

昭和6年11月19日(1931年)

是日及ビ二十一日、栄一嫡孫敬三、深川区長並ニ宮内大臣宛ソレゾレ家督相続届ヲ提出ス。十二月一日、家督相続人トシテ襲爵仰付ケラル。


■資料

泰徳院殿御葬儀記録 二 【第四 葬儀後始末】(DK570348k-0001)
第57巻 p.770-771 ページ画像

泰徳院殿御葬儀記録 二         (渋沢子爵家所蔵)
    第四 葬儀後始末
十一月十六日以降二月十三日まで
○中略
      (五)家督相続
 葬儀万般了したるに付、愈々家督相続の手続を行つた。先づ本籍地たる深川区長及び宮内大臣宛夫々左の如き届書を提出した。
      家督相続届
  本籍  東京市深川区永代二丁目一番地ノ一
  戸主  華族
  前戸主 栄一孫             渋沢敬三
                明治弐拾九年八月弐拾五日生
 昭和六年拾壱月拾壱日前戸主祖父栄一死亡ニ因リ家督相続戸主ト為ル
右家督相続及御届候也
  昭和六年拾一月拾九日
              所在 東京市芝区三田綱町十番地
               届出人 戸主 渋沢敬三
    深川区長 榛葉金吾殿

      家督相続届
              故子爵渋沢栄一家督相続人
                  正五位 渋沢敬三
                明治弐拾九年八月弐拾五日生
 家督相続開始ノ原因   祖父栄一死亡ニ依ル
 家督相続開始ノ年月日  昭和六年拾一月拾一日
 相続人トナリタル原因  推定
右家督相続御届仕候也
  昭和六年拾壱月弐拾壱日
                  正五位 渋沢敬三
    宮内大臣 一木喜徳郎殿
 而して襲爵に関し拾壱月参拾日宮内省より左の如き通達があつたから、その代理として穂積重遠男参内することになつた。
 襲爵被仰付候条明一日午前十時卅分親族ノ内代理トシテ参内可有之
 - 第57巻 p.771 -ページ画像 
候也
  昭和六年十一月三十日
                      宮内省
    正五位 渋沢敬三殿
      参内心得
  一著服ハ通常服(フロツクコート)ノ事
    但シ陸海軍人其他服装規則アル者ハ其規則ニ従フ事
  一東車寄ヨリ昇降ノ事
 即ち拾弐月壱日次の如く襲爵仰付られたが、また襲爵に就ては左の書類に署名捺印して之を提出した。
               故子爵渋沢栄一家督相続人
                  正五位 渋沢敬三
 襲爵被仰付
  昭和六年十二月一日

 臣渋沢敬三世爵ノ栄ヲ賜ヒ併セテ
 聖勅ノ辱キヲ拝ス敬テ
 皇祖ノ神霊ニ奉対シ仰テ
 盛旨ヲ欽ミ益々忠誠ヲ致シ永ク
 皇室ノ尊厳ヲ扶翼センコトヲ誓フ庶幾クハ
 神明此レヲ鑑ミ給ハンコトヲ
  昭和六年十二月  日
                  正五位 渋沢敬三
 愈々襲爵したに就ては、次の届書を規定の如く深川区役所へ提出した。
      襲爵届
   本籍 東京市深川区永代弐丁目壱番地壱
                   戸主華族
                      渋沢敬三
                明治二十九年八月二十五日生
 右敬三昭和六年拾弐月壱日付辞令ニ因リ襲爵
 右襲爵別紙襲爵辞令書ノ謄本相添ヘ及御届候也
  昭和六年拾二月拾日
                    右届出人
                      渋沢敬三
   東京市
    深川区長 榛葉金吾殿
○下略