デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2017.6.13

1編 在郷及ビ仕官時代

2部 亡命及ビ仕官時代

2章 幕府仕官時代
■綱文

第1巻 p.548-558(DK010044k)

慶応三年丁卯八月二十八日(1867年)

徳川昭武一行前日和蘭国ヨリ白耳義国ニ入ル。是日昭武ブラツセルニ於テ白耳義国王レオポールド第一世ニ謁ス。尋イデ翌二十九日ヨリ陸軍学校・舎密工場・アンベルス礮台・炮車・諸器械・弾丸製造所・リエージユー銃砲製造所・シラアンノ製鉄所・マリートヲワニヱトノ鏡及ビ硝器製造所・地理学校・観兵式等ヲ観覧スルニ陪ス。九月九日再ビ王ニ謁スルヤ、王昭武ニ説キテ曰ク、鉄ハ文明国ノ必需品ニシテ強大国ハ之ヲ用ヰルコト多ク、弱小国ハ之ヲ用ヰルコト少シ、貴国モ亦須ク鉄ノ需要ヲ盛ニスベシ、而シテ之ヲ購フハ宜シク白耳義国ヨリスベシ、ト。栄一側ニ在リテ之ヲ聞キ、泰西ノ俗、王者モ亦商賈ノ顰ニ倣フカト、奇異ノ感ヲ懐ク。


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