デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

1章 金融
1節 銀行
4款 国立銀行及ビ普通銀行 12. 第三十三国立銀行
■綱文

第5巻 p.327-330(DK050073k) ページ画像

明治25年5月19日(1892年)

東京第三十三国立銀行閉鎖ニ付、栄一大蔵大臣渡辺国武ヨリ阿部泰蔵・末延道成ト共ニ同行跡引受人ヲ命ゼラル。


■資料

官報 第二六六五号 〔明治二五年五月一九日〕 大蔵省告示第二十二号(DK050073k-0001)
第5巻 p.327 ページ画像

官報 第二六六五号 〔明治二五年五月一九日〕
大蔵省告示第二十二号
東京第三十三国立銀行鎖店ヲ命シタルニ付、東京府平民渋沢栄一、東京府士族阿部泰蔵、東京府平民末延道成ニ跡引受人ヲ命シ、該銀行鎖店処分ニ係ル一切ノ事件ヲ取扱ハシム
  明治二十五年五月十九日
              大蔵大臣 渡辺国武


渋沢栄一 書翰 安生順四郎宛 (明治二五年)六月二二日(DK050073k-0002)
第5巻 p.327-328 ページ画像

渋沢栄一 書翰 安生順四郎宛 (明治二五年)六月二二日 (白石喜太郎家所蔵)
□□□□《(拝)》読、爾来従是も御疎音申上候得共益御清穆奉賀候、然者第三十三国立銀行ニ係ル負債之義ニ付屡々之来示拝承仕候、影山氏も両度弊屋へ来訪被下候由之処、打悪敷不在拝光を得す残念千万ニ候、尤も来示之件ハ所謂法律上之結果として小生も跡引受人と相成候次第ニ有之、何分情実之御相談ニハ困却仕候ニ付、大金ニも無之候間、何とそ済方之御工夫被成下度候、其中拝光之時委細可申上候得共不取敢奉答如此御座候 匆々不一
  六月廿二日
 - 第5巻 p.328 -ページ画像 
                             渋沢栄一
   安生順四郎様
  ○東京第三十三国立銀行ハ明治十一年一月十九日開業免状下付セラレ、同年二月一日開業セリ。資本金二十万円、川村伝衛ノ経営スル処ニシテ、始メ外国為替ヲ取扱ヒタリシガ、横浜正金銀行設立セラルヽニ及ビ、内国業務ノミヲ経営スルニ至レリ。明治十七・八年頃ヨリ多額ノ滞貸ヲ生ジ、明治二十三年六月川村伝衛頭取ヲ辞シ、三井銀行ノ援助ニヨリ青木直人整理ノ衝ニ当リシモノナリ。「銀行通信録」明治二十三年五月号ニヨレバ、当時ニ於ケル資本金ハ参拾万円、積立金六拾八万円、流通紙幣約拾参万弐千五百円、預金約参拾万七百円ナリ。
  ○跡引受人ハ明治九年改正国立銀行条例第十二章ニヨリ大蔵卿ヨリ鎖店ヲ命ゼラレタル国立銀行ノ清算ヲナスモノナリ。



〔参考〕明治財政史 第一三巻・四九九頁(DK050073k-0003)
第5巻 p.328 ページ画像

著作権保護期間中、著者没年不詳、および著作権調査中の著作物は、ウェブでの全文公開対象としておりません。
冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。

〔参考〕松方家文書 第四七号之一五(DK050073k-0004)
第5巻 p.328-330 ページ画像

著作権保護期間中、著者没年不詳、および著作権調査中の著作物は、ウェブでの全文公開対象としておりません。
冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。

〔参考〕(芝崎確次郎)日記簿 明治一四年(DK050073k-0005)
第5巻 p.330 ページ画像

(芝崎確次郎)日記簿 明治一四年
第二月十八日 晴風
○上略
主君瓦斯局ヘ出張夜ニ入帰社、夫ヨリ浜町ときわやヘ第三拾三銀行之集会ニテ同処ヘ被為入候旁退散夜八時ニ相成申候
  ○栄一ハ第三十三国立銀行ノ創業期ニモ関係アリシガ、如何ナル関係カ不明ナリ。