デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

1章 金融
1節 銀行
7款 金融関係諸団体 2. 関東銀行会
■綱文

第7巻 p.202-209(DK070032k) ページ画像

明治37年11月25日(1904年)

是日第十二回集会開カレ、栄一議長トシテ「社債権者ノ債権保護ニ関スル件」ノ調査委員ノ指名、幹事銀行改選、会ノ規程改正等ヲ処理ス。右集会終了ノ後本会ト東京銀行集会所トノ連合懇親会開カレシガ、栄一病後ノ為メ欠席ス。


■資料

銀行通信録 第三八巻二三〇号〔明治三七年一二月一五日〕 第十二回関東銀行会(DK070032k-0001)
第7巻 p.202-207 ページ画像

銀行通信録  第三八巻二三〇号〔明治三七年一二月一五日〕
    ○第十二回関東銀行会
関東銀行会は明治三十七年十一月二十五日(金曜日)午後一時より東京銀行集会所に於て第十二回の集合を開きたり、当日出席したる銀行
 - 第7巻 p.203 -ページ画像 
三十三、人員三十六名にして今之を列記すれば左の如し
  第一銀行頭取       (幹事) 男爵渋沢栄一
  第二銀行東京支店支配人         和田義行
  第三銀行常務取締役      (幹事) 原田虎太郎
  第十銀行東京支店支配人         山本彦吉
  十二銀行東京支店支店長         谷野作治
  十五銀行頭取         (幹事) 園田孝吉
  第十九銀行頭取             黒沢鷹次郎
  同行東京支店副支配人          堀田金四郎
  二十銀行支配人             山口荘吉
  二十七銀行副支配人           師岡政辰
  三十銀行取締役兼支配人         中溝秀周
  第三十六銀行東京支店副支配人      木村栄之助
  四十銀行取締役             大沢福太郎
  土浦五十銀行取締役           岡田貞三
  六十三銀行東京支店支配人        迫田七郎
  村上銀行頭取              佐藤伊助
  八王子第七十八銀行取締役東京支店支配人 松尾謹次
  八十四銀行支配人            山田丈太郎
  第九十八銀行支配人           藤田善兵衛
  第百銀行取締役兼支配人    (幹事) 池田謙三
  水戸百四銀行頭取            佐藤奉
  三菱合資会社銀行部々長    (幹事) 豊川良平
  同副長                 三村君平
  第百二十銀行頭取            河副亀次
  百三十八銀行東京支店支配人代理者    鈴木覚三
  百三十九銀行頭取            根岸巌
  横浜正金銀行副支配人     (幹事) 宮川久次郎
  三井銀行理事         (幹事) 波多野承五郎
  同営業部長心得             池田成彬
  安田銀行営業部長            中根虎四郎
  川崎銀行営業部長主事          安藤浩
  鴻池銀行東京支店支店長         久田益太郎
  浪速銀行取締役東京支店長        山中隣之助
  信濃銀行取締役東京支店支配役      小川昌夫
  浅草銀行副支配人            西沢米二郎
  住友銀行東京支店支配人         滝沢吉三郎
      以上
    議案
一報告
一議案
 第一号 住友銀行東京支店入会申込許諾の件
 第二号 幹事銀行改選の件
      以上
 - 第7巻 p.204 -ページ画像 
    議事録
午後二時十五分一同着席
幹事第一銀行頭取男爵渋沢栄一君議長席に着く
○議長男爵渋沢栄一君 此席から御免を蒙ります、此会は幹事銀行中申合せて一名が当席を涜すことになつて居りますで申合上私が座長たる光栄を有ちましてございます
是より第十二回の関東銀行会を開きます、総体の会員五十四行中出席の通知のありましたるものが四十四行でございます、まだ残らずはお揃ひはございませぬが大低お揃ひと見て宜しうございます、で是より開会を仕る様致します、御報告致しますことは玆に印刷して御手許に配つてございますが朗読させます
   (戸田書記長朗読)
    報告
 一明治三十六年十一月二十五日第十一回関東銀行会の決議に基き翌二十六日議長より「社債権者の債権保護に関する件」調査委員に男爵渋沢栄一君(株式会社第一銀行)、安田善四郎君(株式会社第三銀行)、園田孝吉君(株式会社十五銀行)、池田謙三君(株式会社第百銀行)、豊川良平君(三菱合資会社銀行部)、早川千吉郎君(合名会社三井銀行)、三崎亀之助(君横浜正金銀行)、を指名し同時に添田寿一君(株式会社日本興業銀行)に右調査を嘱托せられたり
 一同年十一月二十七日附を以て東京市日本橋区兜町住友銀行東京支店より本会組合へ加入致度旨申込ありたり
 一同年十二月十七日東京銀行集会所に於て「社債権者の債権保護に関する件」調査委員会を開き各委員出席の上種々協議する所ありたり
 一本会組合銀行は本年十一月二十四日現在五十四行にして東京府二十五、神奈川県三、新潟県六、埼玉県一、群馬県三、千葉県一、茨城県四、栃木県一、静岡県三、山梨県一、長野県五、富山県一なり
○議長男爵渋沢栄一君 報告は今朗読致しました通りでございます、別に御異議がございませぬければ御承認と認めます、引続きまして玆に議事を要することは第一号及第二号議案、是も御手許に廻してございます、第一号は住友銀行東京支店入会申込許諾の件、第二号は幹事銀行改選の件、是が今日の議案でございます、それに先ちまして今の報告中にございました社債権者の債権保護に関する調査報告書は御手許に差上げてありまするが大分長いものでございますし朗読したとて此報告を今日御議決を請ふと云ふ事柄とは考えませぬ、而して此事柄は聞く所に依りますると信托法案として政府より当議会に提出さるゝ如くに承知して居ります、果して然らば此の調査は愈々法律となることが出来はせぬかと云ふ場合になつて居りますから跡で緩々御覧になつても差閊なからうと考えます、併し一応朗読致しませうか
○黒沢鷹次郎君 是は朗読をお省きになつても宜しうございませう
○議長男爵渋沢栄一君 朗読省略の御説がございますでそれでお差閊
 - 第7巻 p.205 -ページ画像 
なければ報告は跡で御熟覧を願ひます
   第一号 住友銀行入会申込許諾の件
○議長男爵渋沢栄一君 前に申上げた議案の第一号住友銀行東京支店入会申込許諾の件此御議決を願ひます
    (「異議なし異議なし」と呼ぶ者多し)
○議長男爵渋沢栄一君 満場御異議がないやうでございますから第一号は許諾と決定仕ります、次は第二号即ち次回の幹事銀行を改選致しまする件でございます
   第二号 幹事銀行改選の件
○山中隣之助君 投票を為さらぬで御迷惑でも前の銀行が継続して幹事をお勤め下さることを願ひます
    (「賛成々々」の声起る)
    規約改正の件(動議)
○黒沢鷹次郎君 私はそれに就てモウ一つ希望があります、此関東銀行会は年々定期にお開き下さることになつて居りますけれども実際必要のないこともありませう、本回などは細かに論じたら随分必要もございませうが戦時中で別に云ふこともない、先づ政府の仰有る儘に服従すると云ふ次第であるから余り必要がないと云ふことも云へる、けれども戦後には必ず必要がありまうから定期と云ふことを止めて必要の場合に之を開くことに規程の修正をして戴きたい、それで詳細の事は幹事銀行にお任せ申して大体の趣意は事有るに臨んで例へば多数の力を借らぬければならぬとか多数の意見を採らぬければならぬと云ふ時に臨時に開会することにしたら宜しからうと考えます、そう云ふ時には幹事から御通知下されば我々は挙つて来会致しますから今後は定期と定《(云)》ふことは止めて臨時にお開き下さることを希望致します
○議長男爵渋沢栄一君 黒沢さんに伺ひますがさうすると幹事銀行の任期はどう云ふ事にしたら宜しいでせう、第九条に「本会の会議は毎年一回之を開くものとし其時日場所は幹事銀行に於て之を定むべし」とあるのを必要なる時に開会すると云ふ意味に改正することになりますのですな
○黒沢鷹次郎君 さう云ふことに願つたら宜からうと思ひます
○議長男爵渋沢栄一君 然う云ふやうになれば差閊ない様になりますな、唯今の黒沢君の御発議がありますが、先づ幹事を定めまするか或は黒沢君の発議を議題として御協議をなさいますか
○山中隣之助君 共におやりになつても宜からうと思ひます、用事のないのに開くのも規程の上から已むを得ず開くのでございますが、事有る時即ち必要の有る時には年に何回開いても差閊なからうと思います、さう云ふ便法が出来れば然うした方が宜からうと思ひますから猶更従前の幹事銀行に御迷惑ながら継続を願ひたいと考えます
    (「賛成々々」と呼ぶ者あり)
○議長男爵渋沢栄一君 如何でございませう、第九条が改まるに随つて第六条も修正されべきことゝなると思ひますが、此会は儀式立たぬ理屈を成るたけ少なくしてある会でございますから大体の趣旨で決定して、跡で字句の修正をしても差閊なからうと考えます
 - 第7巻 p.206 -ページ画像 
○黒沢鷹次郎君 簡略にお任せ申しますから然う云ふことに願ひます八釜しく議論をすることになると私も撤回をせぬければなりませぬから……
○議長男爵渋沢栄一君 余り錯雑をしないやうに致しませう、字句の修正に就ては唯今の御趣旨で跡で修正を致すことに致します、黒沢さんの御動議は皆様御異議がないやうでございますが可決したものと認めて宜しうございますか
    (「異議なし異議なし」と呼ぶ者多し)
○議長男爵渋沢栄一君 然らば左様に決します、次は幹事銀行改選の件、是は異議者がありさうですな
○黒沢鷹次郎君 是は無理押付でも御承諾下さるが宜しうございませう
○議長男爵渋沢栄一君 玆に幹事銀行の御連中が御出席でございますから私一人で御請は出来ませぬが、御出席の幹事諸君は如何です
○園田孝吉君 私は前会にも異議を申立てた一人でこざいますが到頭行はれませぬでした、併し今回も矢張異議を申立てます、どうぞ御代え下さることを希望致します
○黒沢鷹次郎君 代ると仰しやるけれども投票をしても其結果は同じことになるのですから、御迷惑でも山中さんのお話の通り継続を願ひます
    (「継続賛成」の声起る)
○議長男爵渋沢栄一君 それでは山中さん黒沢さんの御説が成立致しまして幹事銀行は是までの如く正金、第百、三井、三菱、十五、第三第一、此七行が当選致しましてございます、それから第九条、第六条等は大体の趣旨に於て修正されます、字句は玆に決定致しませぬけれども年一度と確定致しませぬで幹事銀行が必要と認めた時に開く、幹事は一年で改選すると云ふ趣意でなく其次の会議に改選すると云ふことにして其修正は幹事銀行に任せることに致します、それでは是で決定仕りましてござります
玆に一つ申上げますことは二十六日午前に横浜正金銀行の新築参観、是は同行に照会して同行が承諾下されて居ります、同行を御覧になりますならば御出を願ひます
○園田孝吉君 願くば時刻をお定め下すつて皆様がお揃でお出下さいましたら正金銀行も大に便利を得やうと思ひます、どの位の御方か知りませぬが予めお定め下すつて電話等でお打合下すつたら便利であらうと思ひます、一寸此事を申上げます
○議長男爵渋沢栄一君 それでは唯今園田君から都合をお申聞けでございますから御出のお方はどうぞ右様に御承知を願ひます、それから今一つ玆に申上げますのは明日午後五時関東銀行会と銀行倶楽部の聯合懇親会を開きます、此時に鋳方陸軍大佐の旅順攻囲軍の経過に対する講話がございますから皆様も賑々しく御来会下さることを希望致します
此席より序を以て申上げましては勝手ケ間敷うございますが、私は昨年来病気の為に昨年の会にも出席が出来ない位でありまして殆んど一
 - 第7巻 p.207 -ページ画像 
年近く世の中を離れて居りましたが、此十月頃から稍々恢復致しまして養生を為しつゝ事務に就き得るやうに相成り、今日諸君と玆に会することを得ましたのは甚だ自分の光栄とする次第でございます、序を以て病気全快の披露を致すも如何はしうございまするが地方の諸君には別して此段を申上げます、それでは今日の会議は相済みましてございますから閉会致します
    規程改正
本会の決議に係る規定改正の件は其後幹事銀行に於て審議の末左記の如く決定し、十一月三十日附を以て組合銀行一同へ通知せり
 関東銀行会規程を左の如く改正す
 第四条「毎年」の二字を削る
    参照
  第四条 本会の事務を処理する為め毎年幹事銀行七行を選挙し本会一切の要件を委托すべし
 第六条を左の如く改む
  幹事銀行は開会の都度之を改選す但し再選せらるゝことを得
    参照
  第六条 幹事銀行の任期は一箇年と定め満期に至り再選せらるゝを得
 第七条「定式」の二字を「本会の」と改む
    参照
  第七条 本会に加入を望むものは書面を以て幹事銀行へ申込むべし幹事銀行は定式会議に提出し出席銀行半数以上の同意を以て之を許諾すべし
 第九条本文「本会の」の三字を削り又「毎年一回」を「幹事銀行に於て必要ありと認むる場合又は組合銀行五行以上の要求ありたる場合に」と改め但書を削る
     参照
   第九条 本会の会議は毎年一回之を開くものとし其時日場所は幹事銀行に於て之を定むべし
     但臨時会議は幹事銀行に於て必要と認むるとき又は組合銀行五行以上の要求あるとき之を開くものとす


銀行通信録 第三八巻第二三〇号・第七八九頁〔明治三七年一二月一五日〕 連合懇親会開会(DK070032k-0002)
第7巻 p.207-208 ページ画像

銀行通信録  第三八巻第二三〇号・第七八九頁〔明治三七年一二月一五日〕
    ○連合懇親会開会
第十二回関東銀行会開会を機とし例年の如く同組合銀行と連合の上、十一月二十五日午後六時より銀行倶楽部に於て懇親会を開き、曾禰大蔵大臣、阪谷大蔵次官、水町理財局長、松尾日本銀行総裁、木村営業局長を招待したるに曾禰大蔵大臣の外総て臨席あり、会食後豊川幹事の挨拶に次ぎ阪谷大蔵次官、松尾日本銀行総裁及園田十五銀行頭取より各一場の演説あり、終て別席に移り各自歓談の上午後十時散会せり又前記関東銀行会開会を機として同会及銀行倶楽部と連合の上、十一月二十六日午後五時より銀行倶楽部に於て更に懇親会を開きしが、当日は会食に先ち参謀本部鋳方陸軍大佐の旅順口攻囲軍に関する詳細の
 - 第7巻 p.208 -ページ画像 
談話あり、終て一同立食の上午後九時散会せり


銀行通信録 第三八巻第二三〇号・附録第五―一五頁〔明治三七年一二月一五日〕 第十二回関東銀行会 (附関東銀行及東京銀行集会所組合銀行連合懇親会)(DK070032k-0003)
第7巻 p.208-209 ページ画像

銀行通信録  第三八巻第二三〇号・附録第五―一五頁〔明治三七年一二月一五日〕
    第十二回関東銀行会 (附関東銀行及東京銀行集会所組合銀行連合懇親会)
    連合懇親会(其一)
第十二回関東銀行会開会を機とし例年の如く東京銀行集会所組合銀行と連合し、十一月二十五日午後六時より銀行倶楽部にて懇親会を開き左の諸君を招待せり
             大蔵大臣   男爵 曾禰荒助君
             大蔵次官 法学博士 阪谷芳郎君
             大蔵省理財局長   水町袈裟六君
             日本銀行総裁    松尾臣善君
             日本銀行営業局長  木村清四郎君
右の中曾禰大蔵大臣を除くの外他は何れも招待に応じて臨席せられたり、又当日来会者は前記会議に列したる諸者及左の諸君にして、合計七十六名に上りたり(会議列席者中男爵渋沢栄一君及小川昌夫君は懇親会に出席せられざりき)
    第一銀行副支配人      西脇長太郎○外一二名氏名略
   以上関東銀行会組合銀行
    帝国商業銀行取締役支配人  島甲子二○外二八名氏名略
   以上東京銀行集会所組合銀行其他
午後六時三十分饗宴を開き宴酣なる比、幹事豊川良平君を代表して拶挨の辞を述べ次に阪谷大蔵次官及松尾日本銀行総裁の演説あり、之に対し豊川良平君重ねて挨拶の辞を述べ終に園田孝吉君の演説あり、午後八時三十分宴を撤し別席に於て歓談の末同十時散会せり
    幹事豊川良平君の挨拶
 会員に代つて御客様に御挨拶を申上げます、第一に我会の先輩たり東京銀行集会所の会長たる渋沢男爵は今日は正午から参られて関東銀行会の会長を勤めました、今晩の座長をもお努めの積りでありましたが実は病後でもあり且つ夜分になるので帰られました、其時に来賓及会員諸君に然るべく御挨拶をして呉れと云ふことでございました、又曾禰大蔵大臣も御来会の筈でございましたが感冒且御用があつて出られぬと云ふことで丁寧な御挨拶がございましたから、先ず此事を申上げて置きます
 扨昨年も丁度此頃関東銀行会を開きましたが其時分には低気圧が台湾や琉球沖に起つたとか或は対露同志会とか云ふやうなものが起つて日露の間に容易ならぬ事が起るやうに云つて居りましたが我々はまだ低気圧が起つて居るとは思はなかつた、所が段々日が進んで昨年十二月二十日後になりますと雲行が変つて遂に本年二月六日に低気圧が発して其後引続いて居りますが、幸なる哉我艦隊は上大将より下士卒に至るまで非常な奮発で遂に浦塩艦隊の「リユーリツク」まで撃ち沈め陸軍も亦連戦連勝遂に遼陽を占領致しました、又今日の時事新報の号外に依れば旅順は日ならず陥落するであらうと云ふことでございますが戦争と云ふものが起つた以上は勝つと云ふこと
 - 第7巻 p.209 -ページ画像 
は誰しも望むことで此点に就ては陸海軍の人に対してお礼を云はねばならぬ
 翻つて来賓諸君に申上げますが御多忙にも拘らず大蔵省の幹部に居られる阪谷次官、水町理財局長が御光来下され、又日本銀行総裁閣下を初めお繰合せお出で下さいましたのは誠に有難いことであります、大蔵大臣曾禰男爵の御来会がないのと渋沢男爵の欠席を残念に思ひまするがどうか来賓諸君は此際にはどうするが宜い斯くするが宜いと云ふ我々への警戒、即ち気象台が毎日示す如く大蔵省を代表せられた阪谷大蔵次官及日本銀行総裁が気象台となつて来年度の気象をお示し下さることを願ひます、各地方のお方もそれを楽んでお出での事と思ひます、先ず阪谷君に御演説を願ふ次第でございます
  阪谷大蔵次官の演説      (略)
  松尾日本銀行総裁の演説    (略)
  右に対する豊川幹事の挨拶   (略)
  園田孝吉君の演説       (略)

    連合懇親会(其二)
今回一府十一県五十四銀行の各銀行家会合を機とし、東京銀行集会所及銀行倶楽部と連合の上十一月二十六日(土曜日)午後五時より銀行倶楽部に於て懇親会を開きしに、来会者七十名にして、席上参謀本部鋳方陸軍大佐の旅順口攻囲軍に関する詳細談話あり、終て一同立食を為し更に別席に於て歓談の末午後九時散会せり