デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

明治37年10月28日（1904年）

是日栄一取締役ヲ辞任ス。後日慰労金壱万円ヲ贈ラル。

（日本鉄道株式会社）報告　　第四六回〔明治三七年一二月〕
　　　　事務要領
取締役辞任　取締役渋沢栄一ハ明治三十七年十月二十八日辞任セリ

（日本鉄道株式会社）報告　　第四七回〔明治三八年六月〕
　　　　事務要領
臨時株主総会　前項二月八日定時株主総会後臨時株主総会ヲ開キ左ノ議案ヲ決議セリ
　一取締役一名補闕選挙ヲ為ス事
　一前取締役渋沢栄一氏ヘ慰労金ヲ贈与スル事
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日本鉄道株式会社沿革史草稿　　第二編・第三六四頁
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（山田英太郎氏所蔵）
二月八日○明治三十八年監査役林賢徳氏辞任ス、同日定時株主総会ヲ開キ三十七年後年度ノ営業報告ヲ為シ、配当金年壱割壱分ニ決シ、了リテ臨時株主総会ヲ開キ、取締役ノ補闕選挙ヲ為シ、林賢徳氏当選ス、続テ前取締役渋沢栄一氏ニ慰労金壱万円ヲ贈ルコトヲ議決ス
　　○栄一、明治三十六年大腸カタル及ビ中耳炎ヲ病ミ、次デ三十七年四月肺炎ヲ病ム。八月快癒スレドモ大患ノ後トテ保健上ノ理由ヲ以テ十月諸銀行会社及ビ公職ヲ大半辞任ス。同会社取締役ノ辞任モ亦此時ナリ。