デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

3章 商工業
17節 汽車・自動車製造業
2款 汽車製造株式会社[汽車製造合資会社]
■綱文

第12巻 p.131-133(DK120019k) ページ画像

明治32年6月16日(1899年)

是ヨリ先栄一、帝国ホテルニ於テ伯爵井上馨・子爵井上勝・侯爵蜂須賀茂韶・男爵岩崎弥之助・今村清之助・原六郎等ト屡々会合シ、当会社資本金増額、社長副社長選任ノ件等ヲ議シ、是日臨時総会開カレ、栄一監査役ニ推サル。


■資料

渋沢栄一 日記 明治三二年(DK120019k-0001)
第12巻 p.131-132 ページ画像

渋沢栄一 日記  明治三二年
五月五日 晴又曇
○上略午後四時帝国ホテルニ於テ滊車製造合資会社ノ社員会ニ列ス、井上伯○馨・井上子○勝・岩崎弥之助・蜂須賀侯爵・今村・原等ノ諸氏来会、会社将来ノコトヲ談話ス○下略
五月九日 曇
朝大倉喜八郎・片山遠平・渡辺治右衛門氏来ル、滊車合資会社ノコトヲ談ス ○中略 五時帝国ホテルニ於テ滊車製造合資会社総会ヲ開ク、平岡熙ノ工場ト合併ノコトヲ協議ス ○下略
五月十六日 曇午後雨
○上略午後三時榎木坂井上子ノ邸ヲ訪ヒ、滊車製造合資会社ノコトヲ談ス○下略
五月十八日 曇
○上略午前十一時井上伯麻布邸ヲ訪ヒ、滊車製造合資会社ノコトヲ話ス平岡熙氏・井上子来会ス○下略
六月十日 曇
午前十時海上保険会社株主総会ニ出席ス、畢テ帝国ホテルニ於テ開会スル滊車製造合資会社々員会ニ列ス○下略
 - 第12巻 p.132 -ページ画像 
六月十六日
○上略午後五時帝国ホテルニ抵リ滊車製造会社総会ニ列ス○下略


(汽車製造合資会社)事業報告 第六回明治三二年七月(DK120019k-0002)
第12巻 p.132 ページ画像

(汽車製造合資会社)事業報告  第六回明治三二年七月
  第六回事業報告(自明治三十二年一月至同六月)
    出資者総会
同月○三二年六月十六日同所○帝国ホテルニ於テ臨時惣会ヲ開キ、左ノ事項ヲ決議ス
 一、監査役ハ渋沢栄一・田辺貞吉両君ヲ選挙スルコト○外四件略ス


汽車製造株式会社報告書(DK120019k-0003)
第12巻 p.132 ページ画像

汽車製造株式会社報告書          (雨夜譚会所蔵)
一、渋沢子爵トノ関係
 自明治二十九年九月至同三十二年六月 業務担当社員ニ御就任
 自明治三十二年六月至同四十二年八月 監査役ニ御就任
  子爵御就任ノ当初ハ日清戦役後財界不振ニ遭遇シ、資金ノ蒐集意ノ如クナラザルニ加ヘ、工場ノ建設、設備ノ充実等ニ資金ヲ要スルモノ甚ダ多ク、会社財政上懸念少カラザルモノアリシニ、子爵常ニ御配慮御奮励遂ニ故井上侯爵ヲ説キ、其後援ニ依リ資本金増額ノ議ヲ纏メラレ、且ツ事業ニ経験深キ平岡熙氏ヲ慫慂シテ入社副社長ノ任ニ就カシメ、以テ故井上子爵ノ業ヲ扶掖セシメラレ、玆ニ本社基礎ノ鞏固ヲ加フルヲ得タリ
○下略


渋沢栄一 書翰 井上馨宛(明治三二年)三月七日(DK120019k-0004)
第12巻 p.132 ページ画像

渋沢栄一 書翰 井上馨宛(明治三二年)三月七日 (井上侯爵家所蔵)
奉啓一昨日ハ参上種々御馳走ニ相成拝謝之至ニ候、偖兼而御示有之候森村市左衛門氏を汽車製造合資会社ニ加名之事ハ、今小生同氏と面会之上懇々相談仕候処至極同意之由ニて、加入之義確答有之候間、早々大坂表子爵○井上勝へ申通し、藤村へも指図いたし手続為取扱候積ニ御坐候、森村ハ老閣ニ於て御世話被下候と平岡之関係とハ頗る安心之様子ニ申居候、御含可被下候
○中略
  三月七日                渋沢栄一
    井上伯閣下


渋沢栄一 書翰 井上馨宛(明治三二年)三月九日(DK120019k-0005)
第12巻 p.132 ページ画像

渋沢栄一 書翰 井上馨宛(明治三二年)三月九日(井上侯爵家所蔵)
御回示拝読仕候、然者森村氏汽車製造合資会社ニ加入之義ニ付而ハ、大坂表井上子爵へも申上、夫々之手続ハ藤村へ申遣候ニ付相運候筈と存候、御省念可被下候
藤村氏辞表之義者不得已次第と存候ニ付御聞届被下候方と存候、昨日大倉とも面会之序聞合候処別ニ異見無之由ニ御坐候、尤も井上子爵へハ閣下より可然御申通被下度候
○中略
  三月九日                渋沢栄一
    井上伯爵閣下

 - 第12巻 p.133 -ページ画像 

今村清之助君事歴 (足立栗園著) 第四四三―四四四頁〔明治三九年九月〕(DK120019k-0006)
第12巻 p.133 ページ画像

著作権保護期間中、著者没年不詳、および著作権調査中の著作物は、ウェブでの全文公開対象としておりません。
冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。