デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

2部 社会公共事業

2章 国際親善
3節 外賓接待
14款 其他ノ外国人接待
■綱文

第25巻 p.676-677(DK250092k) ページ画像

明治39年10月12日(1906年)

是日栄一、伯爵井上馨等ト共ニドイツ国会議員等ヲ、内田山ナル井上邸ニ請ジテ歓迎園遊会ヲ催ス。


■資料

竜門雑誌 第二二一号・第五五―五六頁 明治三九年一〇月 ○井上伯邸に於ける独逸議員招待会(DK250092k-0001)
第25巻 p.676-677 ページ画像

竜門雑誌  第二二一号・第五五―五六頁 明治三九年一〇月
○井上伯邸に於ける独逸議員招待会 井上伯及青淵先生・松尾臣善氏三井男、外府下実業家四十五氏の発起に係る、独逸帝国議会議員を主
 - 第25巻 p.677 -ページ画像 
賓とし、之に独逸代理公使を始め在京浜独逸人二十六名の招待会は、本月十二日午後三時より内田山なる井上伯邸に於て開かれたり、今其模様を記さんに、表門入口には両国々旗を交叉して親交の情を表し、歓迎の準備至らざるなく、井上伯夫妻・青淵先生夫妻・三井男夫妻・都筑翰長夫妻等は其入口に於て一々来賓を迎へ、伯が数寄を凝らしたる庭園に入り、秋色闌なる花卉中を逍遥し、互に款談を尽し、軈て午後三時卅分に至るや、余興として催ほされたる新橋芸妓連中の手踊あり、同四時卅分食堂を開き、伯は立て一行の健康を祝し、主賓亦之れに答辞を述べ、夫より随意庭園内の摸擬店に於て、或はビール或はコーヒー・茶等思ひ思ひに賞玩し、此間近衛軍楽隊は音楽を吹奏して幾んど興の尽くるを覚えざりしが、殊に当日は茶席其他の座敷には珍奇なる古軸を掛け、古銅・古陶器等を陳列し、来賓の目を悦はしめたり斯くて散会を告げたるは同六時頃なりし


(八十島親徳) 日録 明治三九年(DK250092k-0002)
第25巻 p.677 ページ画像

(八十島親徳) 日録  明治三九年    (八十島親義氏所蔵)
十月十二日 快晴
出勤ス、午後内田山井上伯ノ邸ニ於テ独乙国会議員(近頃渡来)ノ歓迎園遊会アリ、発起人ハ実業家四十七・八名ト、井上伯・都筑馨六氏トナリ、予ハ男爵ノ命ニ依リ主人側補助トシテ往キ会ス、戸田宇八氏ナド受付ヲ勉メ、予モ其辺補助ス、独乙ノ官民・元老・大臣・次官・陸海軍人其他ヲ合セ主客二百四・五十人、新橋芸妓ノ手踊・楽隊等ノ余興、ソレカラ立食堂ハ天幕、黄昏解散 ○下略