公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第28巻 p.360-362（DK280036k） ページ画像
明治18年12月18日（1885年）
是日東京府会議員選挙執行セラレ、栄一之ニ当選シタレドモ、辞退ス。
深川区役所通達文書 明治一八年一二月一六日 刊（DK280036k-0001）
第28巻 p.360-361 ページ画像
深川区役所通達文書 明治一八年一二月一六日 刊
（芝崎猪根吉氏所蔵）
予《（活版）》テ及公告置候通、来ル十八日府会議員改撰々挙会相開候条、左記撰
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挙人心得ヲ遵守シ、別紙投票用紙ヘ壱名撰挙シ、同日午後一時迄ニ無遅々当役所ヘ投票可差出、此旨及通達候也
但当区内ニ於テ被選権ヲ有スル人名書参考ノ為メ相添候也
明治十八年十二月十六日 深川区役所
○下略
（別紙）
深川区福住町四番地《（活版）》
同《（平民）》
渋沢栄一
天保十一年二月十四日生
（外七九名）
（芝崎筆）
一番ノ高点
渋沢様 即日御免断
二番ノ高点
益田氏
同氏御受致シ候事
（芝崎確次郎） 日記簿 明治一八年（DK280036k-0002）
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（芝崎確次郎） 日記簿 明治一八年 （芝崎猪根吉氏所蔵）
十七日晴 ○一二月
○上略 午後二時頃ヨリ君公之命ニ寄、明十八日府会議員撰挙投票有之ニ付、益田克徳ヨリ頼有之候ニ付、懇意向ヘ打合セ方今ヨリ奔走いたし可申旨被仰付候ニ付、夫々宿所ニ訪問、同意者相募申候事、再度出頭候処、君公御外出相成候ニ付、夜分ニも相成候ニ付夜食いたし夫より蠣殻町へ立寄、書類相添御帰館御座候ハヽ差上方頼置帰宅
十八日晴
今朝蠣殻町へ罷出候処、昨夜御帰リ無之よしニ付、書類受取直ニ銀行へ出頭致候、夫より銀座大倉氏宅ニ被為入候よしニ付、書状差上候 ○下略
（芝崎確次郎） 日記 明治二〇年（DK280036k-0003）
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（芝崎確次郎） 日記 明治二〇年 （芝崎猪根吉氏所蔵）
九日晴 ○一二月
○上略
比田源吉殿来社、頭取公に面会致度之処、出頭無之ニ付申置候ハ、明日府会議員撰挙言々申聞ニ付帰宅、尾高氏ヘ君公御帰リ之上伺呉候様口上書ニ致し頼置候
○下略
十日晴
○上略
昨夜君公二時頃御帰館ニ相成、御用有之呼出しニ付罷出し処、府会議員投票件比田氏言々上申、且右ニ付明早朝比田へ問合、夫々手配方可致旨被仰聞候間、今暁早天ニ出張手配いたし ○下略
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東京府史 東京府編 府会篇第一巻・第九六―九七頁 昭和四年七月刊（DK280036k-0004）
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東京府史 東京府編 府会篇第一巻・第九六―九七頁 昭和四年七月刊
○第二章 府会の組織
第二節 議員選挙及其の結果
（十五） 深川区
○上略
選挙年月日 選挙方法 有権者総数 有効投票総数（×ハ無効） 当選者得票数附次点者以下ノ状況 当選者氏名 票 票 明治十七年四月 連記 一六六 一九 綕村宗伯 （定期半数改選） 記名投票 一九 小原勝五郎 明治十八年十二月 記名投票 一六五 七二 一七 益田克徳 （定期半数改選） 次点者一七票渋沢栄一 外一四票 三名 明治二十年十二月 連記 六四 二六 高梨哲四郎 （定期半数改選） 記名投票 二三 綕村宗伯 二二 高雄琢磨 明治二十三年二月 記名投票 一八一 三二 七 鹿島善寿計 （定期半数改選） 外二三票 十一名 明治二十五年二月 連記 一八五 七九 五六 加藤茂兵衛 （定期半数改選） 記名投票 五五 高雄琢麿 四四 伴直之助 次点者二一票結村宗伯《（マヽ）》 一八票久徳猶行 外三二票 十六名 明治二十七年二月 記名投票 一八〇 三三 二四 鹿島善寿計 （定期半数改選） 外九票 八名 明治二十九年二月 連記 一八五 六二 六一 岩出惣兵衛 （市部会解散後ノ総改選） 記名投票 六一 福島豊 六一 岡田貞三 六一 中村平次郎 外四票 三名 明治二十九年三月 連記 一八五 三二 三一 岩出惣兵衛 （再度市部会解散後ノ総改選） 記名投票 三一 岡田貞三 三〇 福島豊 二八 中村平次郎 外七票 六名 明治三十一年二月 記名投票 一七五 二九 二五 岡田貞三 （定期半数改選）
○下略