デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

1章 社会事業
2節 中央社会事業協会其他
3款 財団法人東京府慈善協会 = 財団法人東京府社会事業協会
■綱文

第30巻 p.672(DK300086k) ページ画像

大正7年11月27日(1918年)

是日王子飛鳥山邸ニ於テ当協会第二回大会開催セラル。栄一之ニ出席シ一場ノ祝辞演説ヲナス。

同九年十一月、当協会ハ名称ヲ改メテ東京府社会事業協会ト称ス。


■資料

集会日時通知表 大正七年(DK300086k-0001)
第30巻 p.672 ページ画像

集会日時通知表  大正七年       (渋沢子爵家所蔵)
十一月廿七日 午前十時 東京府慈善協会第二回大会(飛鳥山邸)


竜門雑誌 第三六七号・第八四―八五頁 大正七年一二月 ○東京府慈善協会大会(DK300086k-0002)
第30巻 p.672 ページ画像

竜門雑誌  第三六七号・第八四―八五頁 大正七年一二月
○東京府慈善協会大会 東京府慈善協会にては、十一月二十七日午前十時より飛鳥山曖依村荘に於て第二回大会を挙行したるが、当日は同会会長井上友一氏の挨拶、副会長東園基光氏の事務報告、青淵先生及び床次内相の祝辞演説あり、中食後、「最近の戦時救済」丸山救護課長「我邦慈善救済事業の将来」小河博士、「慈善の根本観念」添田博士等の有益なる講演あり、来会者五百余名にて極めて盛会なりしと云ふ。


社会と救済 第二巻第九号・第六八七頁 大正七年一二月 東京府慈善協会第二回総会(DK300086k-0003)
第30巻 p.672 ページ画像

社会と救済  第二巻第九号・第六八七頁 大正七年一二月
    ▽東京府慈善協会第二回総会
 同協会にては去月二十七日午前十時より、府下滝の川なる渋沢男爵邸に於て第二回総会を開催せり、会場は同邸の庭園芝生の上に設けられ、定刻東園副会長開会の挨拶を述べ、次で安井理事事務報告をなしたる後、小橋内務次官・内務大臣の祝辞を代読し、終つて内務省救護課長丸山鶴吉氏、警察と慈善事業との関係に就て講演ありて正午休憩せり。午後一時再び開会、小河法学博士は大阪府に近く実施せられたる方面委員に関する詳細を述べ、次に渋沢男爵は救済事業家の覚悟に対して激励し、終つて添田法学博士は慈善の根本観念に関して、何れも有益なる講演ありて、午後四時半閉会せり。
   ○栄一演説筆記ヲ欠ク。


創立十年記念東京府社会事業協会一覧 同協会編 第五―六頁 昭和二年六月(DK300086k-0004)
第30巻 p.672 ページ画像

創立十年記念東京府社会事業協会一覧 同協会編  第五―六頁 昭和二年六月
    二 本協会の沿革
○上略 次で東京大風水害並米価事件の後を承け頓に多額の財産を所有するに至れるを以て組織を財団法人となし、同 ○大正九年十一月社会思潮の変化に応じ従来の名称たる「東京府慈善協会」を改めて「東京府社会事業協会」となし、以て今日に及ぶ
○下略