デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2017.12.19

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
3款 日印協会
■綱文

第36巻 p.75-79(DK360032k) ページ画像

大正15年7月16日(1926年)

是日、当協会主催インド、マイソール国首相アルビオン・アール・バナージ歓迎茶話会、飛鳥山邸ニ催サル。栄一臨席シテ歓迎ノ辞ヲ述ブ。次イデ二十二日、帝国ホテルニ於ケルバナージノ招待会ニ臨ム。


■資料

(日印協会) 参考書類 自大正一一年至昭和五年 【粛啓、時下愈御清適奉賀候、陳者今般英領印度マイソール国…】(DK360032k-0001)
第36巻 p.75 ページ画像

(日印協会) 参考書類 自大正一一年至昭和五年
                     (日印協会所蔵)
粛啓、時下愈御清適奉賀候、陳者今般英領印度マイソール国デワン(総理大臣)サー・アルビオン・アール・バナーヂ氏来朝に付、歓迎旁々茶話会相催し候間、御多忙の砌恐縮乍ら、来る七月十六日(金曜)午後二時市外飛鳥山拙邸に御来臨被成下度、此段御案内迄得貴意候 敬具
  大正十五年七月十日
                 日印協会会頭
                   子爵 渋沢栄一
  追白 当日の御都合御一報願上候


招客書類 (二) 【大正十五年七月十六日午後二時、於飛鳥山邸、日印協会主催マイソール王国前首相サー・アルビオン・アール・ベナルヂ氏招待茶話会】(DK360032k-0002)
第36巻 p.75-76 ページ画像

招客書類 (二)            (渋沢子爵家所蔵)
 大正十五年七月十六日午後二時、於飛鳥山邸、日印協会主催マイソール王国前首相サー・アルビオン・アール・ベナルヂ氏招待茶話会
                    アル・ベナルヂ
                    同秘書
           歩兵大尉 ケー・エス・ヒマチユグ
                (太丸・太字ハ朱書)
                  侯○大隈信常
                   ○三宅川百太郎
                   ○白仁武
                   ○副島八十六
                   ○高楠順次郎
                   欠渡辺海旭
                   ○安川雄之助
                   ○頭本元貞
                  子○福岡秀猪
                   欠原邦造
                   欠平沼淑郎
                   欠磯村豊太郎
                   欠門屋尚志
                   欠鎌田栄吉
                   ○増田義一
 - 第36巻 p.76 -ページ画像 
                   ○大竹貫一
                   ○押川方義
                   ○斯波貞吉
                   ○塩沢昌貞
                   欠内田嘉吉
                   欠山科礼蔵
                   欠麻生正蔵
                   欠小泉又次郎
                   ○増田明六
                   ○持田巽
                   欠最上国蔵
                  男欠中島久万吉
                   欠小田切万寿之助
                   欠大谷登
                   ○酒井温理
                   欠関根要八
                   ○志賀重昂
                   ○高島米峰
                   ○田中善立
                   ○中川末吉
                   欠結城豊太郎
                   欠原田助
                   ○東京日々新聞社
                    万朝報社
                    中外商業新報社
                    帝国通信社
                    主人
                   ○大橋新太郎
                   ○兼子木員信《(鹿子木員信)》
                    都新聞
                    報知社
                    電通


(増田明六) 日誌 大正一五年(DK360032k-0003)
第36巻 p.76 ページ画像

(増田明六) 日誌 大正一五年      (増田正純氏所蔵)
七月十六日 金 晴                 出勤
○上略
午後二時より飛鳥山邸ニ於て、日印協会々頭渋沢子爵主催の印度マイソール国デワン、サー・アルビン・アール・バナーヂ氏一行の歓迎茶会ニ出席す、一行ハ青淵文庫ニて子爵の紹介にて会員の来会者に接見し、後和館客室ニ於て散ラシ卓子ニて茶菓を饗して午後四時半散会
○下略


日印協会会報 第三八号・第一二二頁 大正一五年八月 会務記事 会頭渋沢子爵邸に於けるバナージ氏の歓迎茶話会(DK360032k-0004)
第36巻 p.76-77 ページ画像

著作権保護期間中、著者没年不詳、および著作権調査中の著作物は、ウェブでの全文公開対象としておりません。
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集会日時通知表 大正一五年(DK360032k-0005)
第36巻 p.77 ページ画像

集会日時通知表 大正一五年       (渋沢子爵家所蔵)
七月十六日 金 午後二時 日印協会催マイソール王国前首相《(首相)》サー・アルビオン・アール・ベナルヂ氏招待茶話会(飛鳥山邸)
○中略。
七月廿二日 木 午後一時 マイソール王国前首相サー・アルビオンアール・ベナルヂ氏御案内(帝国ホテル)


中外商業新報 第一四五〇九号 大正一五年七月一七日 日印交歓 きのふ渋沢子邸にて(DK360032k-0006)
第36巻 p.77 ページ画像

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(アルビオン・バナージ) 書翰 渋沢栄一宛 一九二六年七月二六日(DK360032k-0007)
第36巻 p.77-79 ページ画像

(アルビオン・バナージ) 書翰 渋沢栄一宛 一九二六年七月二六日
                    (渋沢子爵家所蔵)
           The Imperial Hotel
              of Tokyo
                    26th. July, 1926
VISCOUNT SHIBUSAWA
 PRESIDENT, INDO-JAPANESE ASSOCIATION
       TOKYO
Dear Viscount Shibusawa,
  Before leaving Japan I wish to convey to you my most sincere thanks for the kindness and hospitality received at your hands and, through your good offices, from other Japanese friends and particularly the Members of the Indo-Japanese Association.
 - 第36巻 p.78 -ページ画像 
  The interest you take as President of the Indo-Japanese Association and the work that has been done by your organisation has my fullest sympathy and anything done to promote mutual understanding, both in spiritual matters, as well as material, should be to the best interests of both countries.
  The common bonds of religion and tradition should not be lost sight in the advance in the matter of material prosperity, and in this respect I was much struck by your views on the subject of the blending of both these aspects of national progress. There are many directions in which further work could be done and I am leaving some of my suggestions with your Managing Director, as well as the Managing Director of Messrs. Mitsui Bhusan Kaisha.
  I take with me most pleasant recollections of an all too brief visit in this wonderful country. May Japan always prosper.
  With renewed thanks and appreciation,
            I beg to remain,
             Yours sincerely,
            (Signed) Albion Banerji
      Sir Albion Banerji, Kt., C.S.I., C.I.E
       Prime Minister of MYSORE STATE.
(右訳文)
          (栄一鉛筆)
          十五年八月二日一覧 意義ある来状一覧して発信者之抱負を推知するを得たれば早々相当之回答御取調可申事
          (別筆)
           原文の写を日印協会へ送附すべき事
 東京市、日印協会々長          (七月廿七日入手)
  渋沢子爵閣下 東京、一九二六年七月廿六日
          マイソール国首相
             サー・アルビオン・バナージー
拝啓、益御清適奉賀候、然ば今回は厚き御配慮により閣下並に日本の諸友人特に日印協会の方々より忝ふせる御親切及び御厚意に対し、日本を去るに先ちて玆に謹んで御礼申上候
閣下が日印協会々長としての御尽力並に同会によりて行はれし御事業に対しては、小生の賛同し深く共鳴を覚ゆる処に御座候、又精神的及物質的両方面に対し相互間の諒解を増進すべき事業に対しては、両国の大いに力を致すべき処と存候
物質的方面の隆盛進歩を見るに付けても、宗教及び伝統に関する共通の絆を無視すべからずと存候、従つて国家の為め此方面の融和を重視せらるゝ閣下の御意見に対して敬意を表するものに候、尚ほ将来の努力を必要とするもの多々有之候へば、小生は閣下の秘書役及三井物産会社の専務取締役に対して数個の提議を致置候
此の驚異すべき国へ少時滞在せし愉快なる記憶は忘れ申す間敷く候、
 - 第36巻 p.79 -ページ画像 
衷心より日本の隆昌を奉祈候
右御礼旁々得貴意度如此御座候 敬具


渋沢栄一書翰 控 アルビオン・バナージ宛 大正一五年九月六日(DK360032k-0008)
第36巻 p.79 ページ画像

渋沢栄一書翰 控 アルビオン・バナージ宛 大正一五年九月六日
                   (渋沢子爵家所蔵)
              (栄一鉛筆)
               十五年八月三十日一覧
      (案)
 印度マイソール国首相
  サー・アルビオン・バナージ閣下
                 東京、大正十五年九月六日
                      渋沢栄一
拝復、去月廿六日貴翰拝読仕候、然ば今回の御来遊により数次御高見拝聴の機を得候は欣快の至に御座候、御滞在中老生が日印協会々頭又は一個人として些少の御世話致候に対し御丁寧なる御挨拶を忝ふし恐縮に存候、又日印協会に付ては何等成績の見るべきもの無之に不拘、御賞讚の御辞を賜はり却て赧顔の至に御座候
御来示の如く精神及物質両方面に於ける相互の諒解を増進すべき事業に付大いに力を致すべきは勿論、両国相互の幸福の為微力相尽し度と存候
右御返事旁々得貴意度如此御座候 敬具
   ○右英文書翰ハ同日付ニテ発送セラレタリ。



〔参考〕(増田明六) 日誌 大正一五年(DK360032k-0009)
第36巻 p.79 ページ画像

(増田明六) 日誌 大正一五年     (増田正純氏所蔵)
八月十三日 金 晴               湯ケ島
○上略
一日印協会 商品陳列館設置ノ件
○下略