デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
13款 社団法人国際聯盟協会
■綱文

第36巻 p.418-420(DK360165k) ページ画像

大正10年2月20日(1921年)

是日、当協会第八回理事会、東京銀行倶楽部ニ開カル。栄一出席シテ当協会基金募集ノ状況ヲ報告ス。後、前年聯合総会ニ出席セシ堀田正恒・田中館愛橘等及ビ近ク海外ニ渡航スベキ岡実等ノ歓送迎晩餐会ニ移リ、同ジク出席ス。


■資料

渋沢栄一 日記 大正一〇年(DK360165k-0001)
第36巻 p.418 ページ画像

渋沢栄一 日記  大正一〇年      (渋沢子爵家所蔵)
二月二十日 晴 寒
○上略午後五時銀行倶楽部ニ抵リ、国際聯盟協会理事会ニ出席ス、徳川総裁、阪谷・添田、其他諸氏来会、議事畢テ後、客年本邦ヨリ同会ニ出席セシ堀田○正恒伯・田中館○愛橘博士、其他諸氏ノ帰朝ヲ歓迎シ、又近日海外ニ出発スル岡○実博士・沢田幹事等ノ送別ノ為メ開宴ス、食後田中館博士・嘉納氏等ノ演説アリ、夜十一時散会○下略


国際聯盟 第一巻第三号大正一〇年四月 聯盟協会々報(二二)第八回理事会(DK360165k-0002)
第36巻 p.418-420 ページ画像

国際聯盟 第一巻第三号大正一〇年四月
 ○聯盟協会々報
    (二二) 第八回理事会
 時日  大正十年二月二十日午後五時
 場所  東京市丸の内銀行倶楽部
 出席者 徳川総裁、渋沢会長、阪谷・添田両副会長、吉井・山川・田川・姉崎・宮岡・林・岡・穂積各理事、伊達・杉村・沢田各幹事
        一、報告
 - 第36巻 p.419 -ページ画像 
○中略
        二、基金募集の件 渋沢会長
 皆様の御勧に従ひ、不肖をも顧ず、私が会長の席を辱くした所以は些かにても協会の資力を固むる上に、御役に立つことが出来やうかと存じたるが故にして、資金の募集に関しては、昨年九月○十三日首相官邸に於ける京浜有力者の招待会以来、両三度、主立つた人々に御集りを願ひ、遂に大倉男・井上・団・江口の諸氏並に私が委員となり、資金募集方法及割当金額案等を作成し、昨年十二月二十九日付を以て勧誘開始致したる次第なり。
  国際聯盟協会醵金申込者 (大正十年二月二十日調)
一金壱万八千円也  但三ケ年賦    男爵 三井八郎右衛門
同         同        男爵 岩崎小弥太
一金九千円也    同           南満洲鉄道会社
同         同           横浜正金銀行
同         同           安田善次郎
一金七千壱百円也  同        男爵 大倉喜八郎
同         同        男爵 古河虎之助
同         同           原富太郎
同         同        子爵 渋沢栄一
一金五千四百円也  同      日本銀行 井上準之助
一金参千六百円也  同           同木村清四郎
一金五千四百円也  同           山下亀三郎
同         同        男爵 森村開作
一金参千六百円也  同           日本興業銀行
同         同           台湾銀行
同         同           第一銀行
同         同           十五銀行
同         同           第百銀行
同         同           渡辺福三郎
同         同           小池国三
同         同           根津嘉一郎
同         同           荒井泰治
同         同           末延道成
一金千八百円也   同           小倉常吉
同         同           西脇済三郎
同         同           松方巌
同         同           佐々木勇之助
同         同           土方久徴
同         同           美濃部俊吉
同         同           中川小十郎
同         同           緒明圭造
一金千八拾円也   同           成瀬正恭
一金千円也     一時払込        福原有信
  合計金拾六万四千八拾円也
 - 第36巻 p.420 -ページ画像 
 次に各地方及其筋の寄附金勧誘に関しては、追々致す積りなるも其の筋の支出は容易に決定し難き向もあり、従つて地方に対しても未だ何等勧誘致し居らず。
   ○同日ニ於ケル晩餐会ノ記事ハ「国際聯盟」第一巻第三号(大正十年四月)ニ掲ゲラレタリ、栄一ニ関スル記事ナシ。