デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
20款 太平洋問題協議会
■綱文

第37巻 p.485-488(DK370108k) ページ画像

大正14年5月(1925年)

是月栄一、太平洋問題協議会第一回大会参加費用ノ寄付ヲ有力者ニ勧誘ス。ソノ結果三万二千余円ヲ得。


■資料

(増田明六)日誌 大正一四年(DK370108k-0001)
第37巻 p.485-486 ページ画像

(増田明六)日誌  大正一四年     (増田正純氏所蔵)
十二日○五月 火 降雨
午前、三井合名会社ニ阪井徳太郎氏を訪問し、太平洋協議会出席者十名ニ要する費用中へ、三井家より金弐千五百円寄附せられ度旨懇談す費用ニ対する寄附金概算
 金参万円 出席者十名ニ要する旅費其他
    内
  金弐万円 外務省補助
  金五千円 三井・岩崎両家ヨリ補助
  金壱千円 渋沢子爵補助
 差引残金四千円 日米関係委員会々員八氏ヨリ補助ヲ受クル予定
十三日 水 曇
朝、飛鳥山邸へ出頭
 - 第37巻 p.486 -ページ画像 
午後、三菱合資会社ニ青木菊雄氏訪問、太平洋協議会費用中ヘ金弐千五百円、三菱家より寄附方懇願す○下略


日米関係委員会往復書類(一)(DK370108k-0002)
第37巻 p.486 ページ画像

日米関係委員会往復書類(一)      (渋沢子爵家所蔵)
             (別筆)
  大正四年五月十八日  五月十九日
                礼状済明六
                 (二行ゴム印)  (会印)
    渋沢事務所        財団法人森村豊明会 ○
      増田明六様           山脇正吉
拝啓、倍御清栄奉賀候、乍早速来七月一日よりホノルヽに開催の太平洋沿岸諸国有志協議会経費中へ醸出方御通知拝承、従仰金五百円別券封中申候、乍毎次可然御執計奉煩候 敬具


日米関係委員会往復書類(一)(DK370108k-0003)
第37巻 p.486 ページ画像

日米関係委員会往復書類(一)      (渋沢子爵家所蔵)
  (別筆)
割印 受領証(増田ノ)発送済   明六
拝啓、陳者今般政事・経済・教育其他各方面ニ渉ル諸問題ニ関シ、来ル七月一日ヨリ十五日間ホノルルニ於テ開催セラルヘキ、太平洋沿岸諸国ヨリノ有力者参加ニ成ル協議会ニ、本邦ヨリモ亦代表十名派遣ノ御計画ニ伴フ経費負担ノ件ニ付、御来諭ノ趣敬承仕候、御指示ノ通リ金五百円也御届ケ申上候間、可然御取計被成下度、御答旁奉得貴意候
                           敬具
  大正十四年五月十九日            古河虎之助
    渋沢事務所 御中


日米関係委員会往復書類(一)(DK370108k-0004)
第37巻 p.486 ページ画像

日米関係委員会往復書類(一)       (渋沢子爵家所蔵)
拝啓、去十六日付貴信之趣拝承仕候、如仰金五百円也別紙小切手加封拝送仕候間、可然御願申上候、右御案内迄 草々拝具
  五月廿日                一宮鈴太郎
    渋沢
     事務所御中
  ○右十六日付書状ノ控見当ラズ。


日米関係委員会往復書類(一)(DK370108k-0005)
第37巻 p.486 ページ画像

日米関係委員会往復書類(一)       (渋沢子爵家所蔵)
拝啓、時下益御清適奉賀候、然ば過日太平洋協議会出席者費用御補助方懇願仕候処、御快諾の上早速御送金被下、御厚志難有奉謝候、就ては本日本領収証御送付申上候に付、去 日付仮証の儀は何卒御廃棄被成下度候、先は右御礼旁御願迄、匆々如此御座候 敬具
  大正十四年五月廿三日
                      渋沢栄一
 (別筆)
 古河男爵  森村男爵
 梶原仲治  一宮鈴太郎殿  各通
 藤山雷太  服部金太郎


日米関係委員会往復書類(一)(DK370108k-0006)
第37巻 p.486-487 ページ画像

日米関係委員会往復書類(一)       (渋沢子爵家所蔵)
拝啓、時下益御清適奉賀候、然ば去八日付を以て来七月一日よりホノ
 - 第37巻 p.487 -ページ画像 
ルヽ市に開催せらるゝ太平洋諸国協議会に、本邦より出席する代表者費用御補助の為め、金五百円御醵出相願候処、同一行は来十五日横浜出帆の都合に有之候間、洵に恐縮に候得共、何卒御承諾の上来五日迄に、日本橋区兜町二番地渋沢事務所へ御払込被成下度、此段重て懇願致候 匆々敬具
  大正十四年六月一日
                      渋沢栄一
(別筆)
小野英二郎・市来乙彦・原富太郎三氏宛
 尚々御電話被下候はゞ、当方より受取人差出可申候
  ○右八日付ノ書類見当ラズ。



〔参考〕渋沢栄一書翰 森村開作宛 大正一四年一〇月二〇日(DK370108k-0007)
第37巻 p.487-488 ページ画像

渋沢栄一書翰  森村開作宛 大正一四年一〇月二〇日  (森村男爵家所蔵)
拝啓、時下益御清適奉賀候、然ハ先般ホノルヽニ於テ開催セラレシ太平洋関係調査会ノ為ニ、所要資金御寄附被下難有御礼申上候、同会ニ出席シタル我代員ノ評判頗ル宜敷、予期ノ好成績ヲ収メタルハ必竟御高援ノ賜ト存候、別紙ハ同会ニ関スル収支計算書ニ候、御一覧被下度候、先ハ御礼旁御報告申上候 敬具
  大正十四年十月二十日
                     渋沢栄一
    男爵 森村開作殿
(別紙・謄写版)
    太平洋関係調査会収支計算書(自大正十四年五月十九日至同年八月卅一日)
      収入之部
一金参万弐千百円也            寄附金
 一金弐万弐千円  無名氏
 一金五千円    男爵三井八郎右衛門氏・男爵岩崎小弥太氏各金弐千五百円宛
 一金壱千円    子爵渋沢栄一氏
 一金四千円    男爵古河虎之助氏・男爵森村開作氏・藤山雷太氏・梶原仲治氏・服部金太郎氏・一宮鈴太郎氏・堀越善重郎氏・小野英二郎氏各五百円也
 一金壱百円 武藤山治氏
一金壱万弐千六百九拾四円六拾銭 但米貨五千参百弗換算
                 布哇中央委員会補助金
一金拾五円参拾参銭             雑収入
 合計金四万四千八百九円九拾参銭
      支出之部
一金弐万八千七百拾六円六拾銭       参列代表旅費
一金弐万六千円   沢柳氏・頭本氏・高柳氏・井深氏・神崎氏・丹羽氏・石井氏・高木氏・斎藤氏・井深氏夫人・ヴォーリズ氏夫人・鶴見氏夫人・高柳氏夫人、以上十三氏
          各金弐千円宛
 - 第37巻 p.488 -ページ画像 
 一金壱千六百七拾六円六拾銭 但米貨七百弗換算 鶴見氏
 一金壱千四拾円                市橋氏
一金参千九百五拾五円拾銭   東京出発前ニ於ケル準備費
 一金四百五拾九円七拾七銭  会議費
 一金四百参拾弐円参拾壱銭  通信費
 一金七百七拾壱円六拾壱銭  印刷、文房具、備品費
 一金五百九拾弐円七拾壱銭  調査、反訳、参考書費
 一金七百拾七円六拾八銭   旅費、乗車費
 一金五百八拾九円五拾九銭  雑給及雑費
 一金参百九拾壱円四拾参銭  邦文タイプライター
一金四千参拾円参拾九銭        布哇ニ於ケル諸費
 一金七百参拾七円参拾参銭  事務費
 一金壱千七百四拾円参拾弐銭 接待費
 一金六百六拾四円八拾八銭  乗車費
 一金八百八拾七円八拾六銭  雑費
合計金参万六千七百弐円九銭
差引残金八千百七円八拾四銭……次回ノ調査会ニ対スル準備其他ノ費用ニ充当
    以上