デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
5節 外賓接待
15款 其他ノ外国人接待
■綱文

第39巻 p.95(DK390033k) ページ画像

大正2年3月12日(1913年)

是日栄一、アメリカ合衆国シカゴ大学教授チャールズ・アール・ヘンダーソンヲ案内シテ、東京市養育院ヲ参観セシム。夜、中央慈善協会主催ノ歓迎晩餐会、日本橋倶楽部ニ開カレ、栄一会長トシテ歓迎ノ辞ヲ述ブ。


■資料

九恵 東京市養育院月報第一四五号・第二二頁大正二年三月 ヘンダーソン氏の来観(DK390033k-0001)
第39巻 p.95 ページ画像

九恵 東京市養育院月報第一四五号・第二二頁大正二年三月
○ヘンダーソン氏の来観 三月十二日米国シカゴ大学教授ヘンダーソン氏は、阪谷市長の案内にて渋沢本院長並に市嘱託田中太郎氏と共に自働車を駆つて、同日午前十時四十分先づ巣鴨分院に着し、安達幹事小沢副幹事の案内にて院内隈なく参観し、十一時三十分本院へ来着、事務室楼上に於て暫時休憩の後、再び院長・幹事の案内にて各病室を始めとし、男女各健康室・炊事場・各工場等を巡観し、再び楼上に戻り、卓を囲みて少時救済事業の談話を交換せられた、渋沢院長本院経常費及救済事業の概要より目下の収容数、並に巣鴨分院に於る児童の取扱法、井の頭学校に於る不良少年の収容感化の方針、安房分院に於る結核患者の成績、今回新に起すべき板橋病院の建設等を簡単に説明せられ、ヘンダーソン氏之に対して二・三の質問を発し、最後大に得る所ありしよしの謝辞を述べられ、午後一時一同淀橋浄水所へ向け出発せられたり。
   ○是夜催サレタル中央慈善協会主催歓迎晩餐会ニ関スル資料ハ本資料第三十巻所収「中央慈善協会」同日ノ条ニ収ム。