デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正6年12月5日（1917年）

是日栄一、中華民国人梁士詒ヲ、飛鳥山邸ニ招キテ午餐会ヲ催ス。是ヨリ先同月二日、中日実業株式会社主催ノ招待晩餐会、木挽町山口ニ開カレ、栄一出席ス。又同月十九日梁士詒、渋沢事務所ニ来訪ス。

集会日時通知表　大正六年　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
十二月二日　　日　午後六時　中日実業会社ヨリ御案内
　　　　　　　　　　　　　梁士詒氏招待会（木挽町山口）
　　　○中略。
十二月五日　　水　正午　梁士詒氏招待会（飛鳥山邸）
　　　○中略。
 - 第39巻 p.159 -ページ画像 
十二月十九日　水　午後三時　梁士詒氏来約（兜町）

竜門雑誌　第三五六号・第七〇―七一頁大正七年一月
○三井男爵の梁氏招待　十二月六日三井八郎右衛門男は、過般来朝中なりし梁士詒氏一行を三田綱町の別邸に招待して晩餐会を催したるが尚ほ陪賓としては青淵先生初め都下の実業家諸氏も参会する所あり、席上主人男爵の挨拶に対し、梁氏の謝辞あり、青淵先生亦一場の演説を試みられ、主客一同歓を尽して散会したりと云ふ。