デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
5節 外賓接待
15款 其他ノ外国人接待
■綱文

第39巻 p.346-348(DK390196k) ページ画像

大正15年3月15日(1926年)

是日栄一、フランス共和国大使ポール・クローデル、同国ソルボンヌ大学教授アルフレッド・フーシェ、パリ医科大学教授シャルル・アシャール、及ビ日仏会館関係者ヲ、飛鳥山邸ニ招キテ午餐会ヲ催ス。


■資料

渋沢栄一 日記 大正一五年(DK390196k-0001)
第39巻 p.346 ページ画像

渋沢栄一日記 大正一五年          (渋沢子爵家所蔵)
三月十五日 晴 軽寒
○上略 正午、日仏会館開設ニ関シ、仏国大使及属官並頃日仏国ヨリ渡来ノ学者、其他日仏会館関係ノ諸氏ヲ招宴ス、青淵文庫ニ於テ談話シテ後、日本室書院ニ於テ午飧ス


招客書類(二) 【大正十五年三月十五日正午、於飛鳥山邸 クローデル、アシヤール、フシエー三氏招待会】(DK390196k-0002)
第39巻 p.346-347 ページ画像

招客書類(二)              (渋沢子爵家所蔵)
 大正十五年三月十五日正午、於飛鳥山邸
  クローデル、アシヤール、フシエー三氏招待会
                  (太丸・太字ハ朱書)
            駐日仏国大使 ○クローデル
                   ○アシヤール
                   ○フシエー
                   ○ジヤンチー
                   ○ボンマルシヤン

                 ○男 古市公威
                 ○男 大倉喜八郎
                   ○富井政章
                   欠小野英二郎
                   ○姉崎正治
                   欠市来乙彦
                   ○服部金太郎
                   ○梶原仲治
                   欠児玉謙次
                   欠大橋新太郎
                   ○結城豊太郎
 - 第39巻 p.347 -ページ画像 
                   ○白仁武
                   ○団琢磨
                   欠木村久寿弥太
                   ○山田三良
                   ○木島孝蔵
                   ○杉山直次郎
                   ○山本信次郎
                 ○子 曾我祐邦
                   欠辰野隆
                   ○薩摩治郎八

                   ○主人
        以上〆廿七人
           内 出席廿一人
             欠席 六人
 一、料埋(東洋軒)


(結城豊太郎)書翰 渋沢栄一宛大正一五年三月一六日(DK390196k-0003)
第39巻 p.347 ページ画像

(結城豊太郎)書翰 渋沢栄一宛大正一五年三月一六日
                    (渋沢子爵家所蔵)
拝啓、益御健祥被為渉奉恭賀候、昨日ハクローデル大使御招待之御相伴を仕り、誠ニ光栄之機会を御与へ被下、種々御鄭重なる御もてなしニ預り感銘此事ニ御坐候
謹而御礼申上度如此御座候 草々
  三月十六日                    豊太郎
     渋沢老台
       侍史


(アルフレッド・フーシェ)書翰 渋沢栄一宛一九二六年三月二七日(DK390196k-0004)
第39巻 p.347-348 ページ画像

(アルフレッド・フーシェ)書翰 渋沢栄一宛一九二六年三月二七日
                      (渋沢子爵家所蔵)
       MAISON FRANCO-JAPONAISE
     28 NITCHÔMÉ NAGATACHÔ, KÔJIMATCHI-KOU,
             TOKIO
                     27th March 26
Dear Sir,
  Before leaving for Kioto and Nara, where we intend to spend a fortnight, I beg to offer you my best thanks for that delightful afternoon at your Asukayama villa. I must thank you, too, for the pleasure we had in visiting several fine art collections in Tokio through your recommendation. Still more grateful am I to you for the kindness you extend, on every occasion, to the Franco-Japanese house. Owing to the coming of Prof. Achard we had a good display of activity in the course of this month and at the end of the preceding one. When the present school holidays are over, instead of remaining idle while waiting for the coming of Prof. Sylvain Lévi, we shall start
 - 第39巻 p.348 -ページ画像 
another series of lectures at the Universities as well as in the House itself. We know well that the more work will be done, the more pleased you will be.
  With many thanks again for your most obliging and efficient patronage,
         I remain
            Sincerely yours,
              (Signed) A. Foucher
(右訳文)
                (栄一鉛筆)
                 十五年四月六日一覧
 東京市                (三月廿九日入手)
  渋沢子爵閣下        東京、一九二六年三月廿七日
                     エー・フーシエア
拝啓、二週間の予定にて京都及奈良の旅行に出発致候に先ち、飛鳥山の貴邸に御招待被下候御厚意に対し、深厚なる謝意を奉表候、又御紹介によりて東京に於ける諸所の美術蒐集を観るを得たる事に対しても謹んで御礼申上候、更らに閣下が凡有機会に於て日仏会館の為め御尽力被下候に対しては特に難有御礼申上候、アシヤード教授の来朝により先月末より今月中は殊の外活動を続け申候、今後も手を空うしてシルヴエン・レヴイ教授の来朝を待つが如き事なく、学校休暇の終へ次第吾々は諸大学及び当会館に於て講演を催すべく候、吾等が仕事を為す事多ければ閣下には益々御喜び可被遊候
閣下の有力なる御援助に対し、重ねて深厚なる謝意を奉表候 敬具



〔参考〕中外商業新報 第一四四〇二号大正一五年四月一日 ア博士送別会(DK390196k-0005)
第39巻 p.348 ページ画像

中外商業新報 第一四四〇二号大正一五年四月一日
   ア博士送別会
仏国政府から日仏両国文化交換のため、特派されて来朝中の同国学士院総長アシヤール博士近く帰国につき、渋沢・曾我両子、田中、古市両男、富井博士その他の主催にて、三十一日正午より丸の内日本工業倶楽部において同博士の送別会を開き、朝野の名士出席し午餐を共にした後、種々歓談を尽し二時過ぎ散会した
   ○本資料第三十六巻所収「日仏会館」大正十五年三月七日ノ条参照。