デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

昭和3年12月31日（1928年）

是ヨリ先栄一、五月十五日挙行セラレタル、アメリカ合衆国人ルイス・エル・クラークノ息女、フロレンス・キップトガーンセイ・クーラントノ結婚式ニ招カル。仍ツテ是日栄一、ルイス・エル・クラークニ対シ祝辞ヲ送ル。

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日米関係委員会往復書類（二）　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
(控)
 - 第40巻 p.593 -ページ画像 
拝啓、益御清適賀上候、然ば過般御賛同を得候クラーク氏令嬢結婚祝品の儀は、去十月上旬堀越商会の好意に依り横浜出帆の武豊丸にて、同氏宛各位御連名の祝状と共に発送致置候間、御承知置被下度候
就ては右祝品の費用別紙の通りと相成候に付、御一人分の御負担額金拾八円也、乍御手数本会幹事宛御送付相願度、此段得貴意候　敬具
　　昭和三年十二月廿二日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日米関係委員会幹事
　（別筆）
　渋沢子爵・井上準之助・古河男爵
　大谷嘉兵衛・団男爵・白仁武
　森村男爵・浅野総一郎・串田万蔵　　殿十四氏宛
　藤山雷太・服部金太郎・頭本元貞
　阪谷男爵・小畑久五郎
（別紙）
　　　　記
一金百参拾五円也　木彫迅湍ノ鶺鴒置物及附属品代
一金参拾円五拾参銭　関税及保険料
一金八拾六円四拾七銭　東京紐育間運賃及諸雑費
　合計金弐百五拾弐円也
　　　但祝品寄贈者十四氏御負担額
　右ノ通ニ付
　　金拾八円也　　　御一人分御負担額
　　　　　　　　　以上

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米国人来翰（七）　　　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
(控)
拝啓、益御清適奉賀候、然ば過般クラーク氏令嬢結婚の際は会員有志各位と共に祝品贈呈致候処、今回同氏より小生を通じて各位に拝謝の意を表し度旨申出有之候に付、右礼状写相添此段御通知申上候　敬具
　　昭和四年三月七日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日米関係委員会
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　渋沢栄一
　　　　殿
　　○礼状写前掲書翰ト同ジニツキ略ス。
　　○本資料第三十五巻所収「日米関係委員会」昭和三年六月十八日ノ条参照。