デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正2年9月5日（1913年）

是ヨリ先、当奉斎会会長林董逝ク。是日栄一、当奉斎会会長タルコトヲ承諾ス。

日光東照宮三百年祭奉斎会報告書　第二五頁刊
 - 第41巻 p.595 -ページ画像 
　　　　第二　本会ノ経過
　　　　　　一　本部ノ経過
○上略
同年○大正二年六月二十六日、侯爵小松輝久閣下ヲ本会総裁ニ推戴シ、其聴許ヲ得タリ
同年七月十日林伯爵薨去セラレタルヲ以テ、更ニ渋沢男爵ヲ会長ニ推薦シ、同九月五日其承諾ヲ得タリ
○下略

青淵先生公私履歴台帳　　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
一日光東照宮三百年祭奉斎会会長　二年○大正九月

日光東照宮三百年祭奉斎会報告書　第六―七頁刊
　○第一　本会ノ成立
　　　　七　本部、支部及出張所役員
　　総裁　　　　　侯爵　小松輝久閣下
　　　　　　本部役員
会長　　　伯爵　林　董（薨）　　会長　　　男爵　渋沢栄一
副会長　　　　　平山成信　　　　副会長　　　　　沢鑑之丞
顧問　　　　　　宗像政　　　　　顧問　　　男爵　阪谷芳郎
顧問　　　　　　久保田政周　　　顧問　法学博士　井上友一
顧問　　　　　　岡田文次　　　　顧問　　　　　　北川信従
顧問　　　　　　中野武営　　　　顧問　　　男爵　山内長人
顧問　　　　　　江原素六　　　　顧問　　　男爵　赤松則良
顧問　法学博士　奥田義人　　　　顧問　　　　　　宮本小一
会計監督　　　　菊地長四郎　　　幹事長　　　　　沢鑑之丞
常務幹事　　　　佐藤正興　　　　幹事　　　　　　中鉢美明
幹事　　　　　　辰沢延次郎　　　同　　　　　　　植村澄三郎
同　　　　　　　阿知和安彦　　　同　　　　　　　赤松範一
同　　　　　　　佐々木慎思郎　　同　　　　　　　新開渧観
主事　　　　　　藤野理吉　　　　同　　　　　　　橋口兼孝
書記　　　　　　伊藤源太郎
○下略

中外商業新報　第一〇〇一九号大正三年三月一七日
　　　　○東照宮三百年祭奉斎会
明年は徳川家康公薨去後三百年に相当するを以て、日光及び上野東照宮に於ては臨時大祭を挙行し、併せて日光に於ける大祭記念事業として、外客誘致の一助となるべき、諸般の設備経営の計画翼賛の為め、這般日光東照宮三百年祭奉斎会を組織し、事務所を麹町区内幸町一の三に置き、小松輝久侯を総裁に、渋沢栄一男を会長とし、広く所志の寄附金を募集する由