デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

4章 道徳・宗教
5節 修養団体
3款 社団法人日本弘道会
■綱文

第43巻 p.408-411(DK430063k) ページ画像

昭和3年12月16日(1928年)

是日当会、御大礼ヲ記念シ、第一回全国善行者表彰式ヲ東京華族会館ニ、次イデ四年十二月一日、第二回表彰式ヲ京都華族会館分館ニ於テ挙行ス。栄一其趣旨ニ賛同シテ各々金三百円宛ヲ寄付ス。


■資料

弘道 第四四二号昭和四年三月 会告(DK430063k-0001)
第43巻 p.408 ページ画像

弘道 第四四二号昭和四年三月
    会告
 本会特別会員寄附金募集部顧問子爵渋沢栄一氏ヨリハ本会カ昨年十二月十六日御大典記念ニ全国ニ亘ル善行者表彰式挙行ニ際シ深ク賛意ヲ表セラレ、特ニ左ノ如キ御芳志ヲ忝フセリ、玆ニ報告シテ以テ深謝ノ意ヲ表ス
 一金参百円也(善行者表彰費中ヘ)
                  子爵 渋沢栄一氏
  昭和四年三月
                      日本弘道会


日本弘道会書類(DK430063k-0002)
第43巻 p.408-409 ページ画像

日本弘道会書類             (渋沢子爵家所蔵)
           (ゴム印)     (別筆)
           昭和四年十二月七日 三〇〇円寄付
謹啓、晩秋の候と相成候処愈御清穆の段奉恭賀候、陳者本会の計画せ
 - 第43巻 p.409 -ページ画像 
る御大礼記念全国善行者表彰式は昨年十二月東京華族会館に於て挙行し、東京府外十六県の善行者六十三名を表彰致し候、其際は多大の御後援を蒙り御蔭を以て盛会裡に終了致候事は本懐の至りに奉存候、本年は第二回として北海道・京都府・大阪府外二十七県、朝鮮・台湾・樺太・関東州の善行者百六十二名の表彰式を来る十二月一日京都市華族会館分館に於て挙行致候事に相成居候、右善行者は第一回より約三倍の数に達し候事は誠に欣快の至りに不堪候、就ては甚だ申上兼候得共、今回も特別の思召により御後援を得て、政府に代り此事業を遂行し、良風美俗の作興と民心安定の資となし、益本会の趣旨達成に努め以て国家の基礎を鞏固ならしめ度く存候間、何卒斯道奨励の御盛意を以て、特に本事業に対し御芳情を蒙り度懇願の至りに不堪候、先は失礼をも顧みず書中を以て御意を得度如此に御座候 敬具
  昭和四年十一月十六日
                  日本弘道会長
                   伯爵 徳川達孝
    子爵 渋沢栄一閣下


弘道 第四五三号昭和五年二月 謹告(DK430063k-0003)
第43巻 p.409 ページ画像

弘道 第四五三号昭和五年二月
    謹告
 本会第二回全国善行者表彰式挙行ニ対シ、其ノ後此ノ事業ノ趣旨ニ賛セラレテ、左ノ如ク御芳志ヲ忝フセリ、玆ニ報告シテ以テ其ノ御厚情ヲ深謝ス
 一金参百円也       子爵 渋沢栄一氏
 一金拾円也           桑原芳樹氏
 一金弐拾円也          一条秀美氏
  昭和五年二月
                     日本弘道会


日本弘道会書類(DK430063k-0004)
第43巻 p.409-411 ページ画像

日本弘道会書類              (渋沢子爵家所蔵)
                  (別筆)
                  善行者総数百六十四名
(印刷物)
拝啓 時下益々御清穆の段為邦家奉賀候、陳者本会は明治九年故文学博士西村茂樹先生の創立に係り、爾来今日に至る迄五十有余年間、幸に国民道徳の振興及国家の基礎確立の為め尽瘁し来りたるものにして輓近の世相に対し深く慮る所有之、且つ昨秋行はれたる御大礼を記念せんが為全国各地方の善行者を表彰して其功績を顕揚し、以て聖世の徳化を裨補し奉り、併せて思想善導に資する趣旨を以て、昨年は先つ第一回として、東京府(別に東京市及警視庁)・神奈川県・新潟県・埼玉県・群馬県・千葉県・茨城県・栃木県・静岡県・山梨県・長野県・宮城県・福島県・岩手県・青森県・山形県・秋田県の一府十六県を択び、一定の調査標準に依り各府県より三人以内の善行者推薦方を各府県知事に依頼せしに、各府県よりは詳細なる調書と共に善行者合計六拾三名を推薦せられ、本会は詮衡の上悉く之を表彰することゝなし、昨昭和三年十二月十六日華族会館に於て、内閣総理大臣・宮内大臣・
 - 第43巻 p.410 -ページ画像 
内務大臣・文部大臣・東京府知事・東京市長・中央教化団体聯合会長其他朝野貴紳の臨場並に本会会員列席の下に、盛大なる表彰式を挙行致し候、本年は第二回の記念表彰を遂行する計画を立て、京都府・大阪府・兵庫県・長崎県・奈良県・三重県・愛知県・滋賀県・岐阜県・福井県・石川県・富山県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・和歌山県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県・大分県・佐賀県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県・北海道・朝鮮・台湾・樺太・関東の二府一道弐拾七県四庁下の各善行者を選定し、来る十月を期し表彰式を挙行致度候につき、御繁用中御手数とは存し候得共、本会の趣旨に御賛同被成下、別記善行調書標準御諒承の上貴管下に於て三人以内御選出に相成り、来る七月三十一日迄に御通報被成下度、此段特に御依頼申上候 敬具
  昭和四年五月
             日本弘道会長 伯爵 徳川達孝

      善行者調査標準
  一、敬神崇祖ノ行為顕著ナル者
    平素神明ヲ敬ヒ、皇祖皇宗ノ神霊ニ対シ敬虔ノ念ニ富ミ、常ニ衆人ノ尊敬ヲ受クル者
  二、尽忠報国ノ精神ニ厚キ者
    尽忠報国ノ精神ニ充チ、義勇奉公ノ念ニ厚ク、其行動衆ニ擢ンデ、実践躬行以テ模範トスルニ足ル者
  三、孝子
  四、節婦
  五、忠実ナル従業員・傭人等
  六、地方ノ公益公務ニ尽瘁シ、其功績顕著ナル者
  七、博愛慈善等ノ篤行アル者
    備考
   1、賞勲局ニテ表彰セラルヘキ人ハ除カレタシ
   2、善行ニ関シテハ可成詳細ナル調書ヲ附セラレタシ

      御大礼記念善行者表彰式順序
    日時 昭和四年十二月一日(日曜日)午前九時
    会場 京都市上京区烏丸今出川角華族会館
  一、開式之辞
  一、勅語奉読(御即位式当日紫宸殿ニ於テ賜ハリタル勅語)
  一、本会主事表彰事務概要報告
  一、表彰状及記念品贈呈
  一、会長式辞
  一、祝辞
    内閣総理大臣閣下祝辞
    宮内大臣閣下祝辞
    内務大臣閣下祝辞
    文部大臣閣下祝辞
 - 第43巻 p.411 -ページ画像 
    京都府知事閣下祝辞
    表彰者関係知事閣下祝辞
    京都市長閣下祝辞
    中央教化団体聯合会長閣下祝辞
  一、被表彰者総代答辞
  一、閉式之辞
    式後別室ニ於テ茶菓ヲ呈ス