デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

4章 道徳・宗教
5節 修養団体
4款 財団法人修養団
■綱文

第43巻 p.488-489(DK430087k) ページ画像

大正3年10月4日(1914年)

是日、当団本部ニ於テ、本部及ビ第二向上舎新築一周年記念会開カル。栄一出席シテ講演ヲナス。次イデ十一月十四日、東京高等工業学校講堂ニ於テ、当団高工支部大会開カル。栄一出席シテ講演ヲナス。


■資料

集会日時通知表 大正三年(DK430087k-0001)
第43巻 p.488 ページ画像

集会日時通知表 大正三年        (渋沢子爵家所蔵)
拾月四日 日 午前十時 修養団記念会へ御出向


向上 第八巻第一一号・第七五頁大正三年一一月 ○本部及第二向上舎建築一週年紀念会(DK430087k-0002)
第43巻 p.488 ページ画像

向上 第八巻第一一号・第七五頁大正三年一一月
    ○本部及第二向上舎建築一週年紀念会
 十月四日は本部及第二向上舎の新築落成一週年紀念日に当るを以て当日午前十時より本部に於て紀念会を開きたり、出席先輩は、渋沢男爵・二木博士・小久保代議士・床次代議士・棟居逓信局長・山岸式次郎氏・西沢善七氏・峰岸米造氏・橘地氏・小川氏・星野氏等にて、団員及各向上舎生は定刻前より詰め掛けたり。十時十分愈々開会、蓮沼主幹の開会の辞に次ぎ、渋沢男爵は、修養団新築の経過及団員諸君に希望す、の題を以て一時間余講演されたり、其他二木博士の痛快なる演説及棟居局長・床次代議士の講演あり、午後三時閉会したり。


集会日時通知表 大正三年(DK430087k-0003)
第43巻 p.488 ページ画像

集会日時通知表 大正三年        (渋沢子爵家所蔵)
拾壱月十四日 土 午後一時 修養団ノ件(高等工業学校)


向上 第八巻第一二号・第六八頁大正三年一二月 修養団高工支部報告(DK430087k-0004)
第43巻 p.488-489 ページ画像

向上 第八巻第一二号・第六八頁大正三年一二月
    修養団高工支部報告
 青島の陥落に後くること一週日、十一月十一日本校講堂に於て支部大会を開く、当日左記の如く諸名士の講演ありて聴衆堂に満ち市内各支部よりも数十名の来るあり、未曾有の盛会を極めたり。会の次第左の如し。
 一開会  午後〇時五十分
 一開会の辞           支部幹事 堀越義秀君
 一挨拶             校長   手島先生
 一我徒の修養          支部団員 竹内浦次君
 一修養談            顧問   阪谷男爵
 一欧洲大戦乱に顧みて青年に望む 顧問   渋沢男爵
 一欧洲戦乱の吾人に与へたる教訓 賛助員  小久保代議士
 一団員としての覚悟       支部団員 田中喜一郎君
 - 第43巻 p.489 -ページ画像 
 一向上舎の生活         支部団員 松井隆君
 一修養団の精神              蓮沼主幹
 一閉会の辞 (午後五時)
講演会終りて後、直に教官食堂に於て新入団員歓迎会を開く、団員及び来賓の出席するもの約八十名、茶菓を喫しつゝ談論興を添へ、団欒の楽甚だ深かりき。
即ち三宅先生・杉田先生・瓜生幹事等の真心こめたる訓誡あり、卒業生阪本君・高師団員畠山君・支部団員椎名君・松井君の熱血溢るる弁説あり、団員の覚悟いよいよ新に意気ますます昂る、忽ち朗々の声起る、之阪本君得意の七生報国の詩吟なり。松本幹事之に次いで別離の賦を歌ふ、古調趣深し。
蓮沼主幹が千代萩のさわりに到りては天下一品、真打阪本君又正岡の悲嘆を語つて梁の塵も方に飛ばんとす、拍手の内に仙台萩は松前追分となり、更に飛んで越後追分となり、清興更に尽きず。
時辰九時を指すに及び一同校歌を高唱して歓喜に満てる今日の集りを閉ぢき。
○下略
   ○右ニハ十一日トアルモ、十四日ノ誤リナラン。「集会日時通知表」ノ十一日ノ条ハ左ノ如シ。
     十一月十一日 水 午前八時ヨリ九時 高田早苗氏ト会見ノ約(高田氏自宅)
              午後一時  貯蓄銀行臨時総会(同行)
              午後一時  東京市祝賀会(日比谷公園)
              午後三時半 大隈伯ヲ早稲田ニ御訪問