デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

4章 道徳・宗教
5節 修養団体
4款 財団法人修養団
■綱文

第43巻 p.586-589(DK430126k) ページ画像

大正10年8月17日(1921年)

是日栄一、東京目白ノ学習院ニ於ケル第十二回講習会ニ出席シテ講話ヲナス。又、秋田県鹿角郡十和田湖畔ニ於ケル第十一回講習会、及ビ奈良県吉野郡吉野山ニ於ケル第十三回講習会ニ祝辞ヲ送ル。

尚、大正十年度当団講習会ニ金三百円ヲ寄付ス。


■資料

集会日時通知表 大正一〇年(DK430126k-0001)
第43巻 p.586 ページ画像

集会日時通知表 大正一〇年         (渋沢子爵家所蔵)
八月十七日 水 午前十一時 修養団講習会へ御出向(目白学習院)


向上 第一五巻第一〇号・第四二―四三頁 大正一〇年一〇月 ◇講習会目録◇(DK430126k-0002)
第43巻 p.586-588 ページ画像

向上 第一五巻第一〇号・第四二―四三頁大正一〇年一〇月
    ◇講習会目録◇
      第十一回 (十和田湖畔)
八月三日―第一日―
▽午前中、講習員続々来着、受附にて銘々に会員名簿(班別)、日課表、団歌印刷物等を渡す。
▽午後二時開会式に先ち秋田県鹿角郡花輪町団員の厚意に依る修祓式を施行。それより開会式に入る。来賓として県知事代理中村理事官・平鹿郡支部長最上直吉氏等あり。
▽午後三時より田尻団長講義。
▽午後四時より国民体操・駈足・流汗作業・自由時間の後夕食。夕食を終りて団歌合唱。
▽夕食の際班長の選挙をなす。
▽青森県南津軽郡団員有志林檎四箱を背負ひ来る。
▽夜は後藤幹事長の講義あり。
▽夜半十時頃山本滝之助先生来着。
八月四日―第二日―
▽四時半起床、整頓・体操・洗面、五時半―六時、遥拝・静坐・朗誦
▽午前八時、淳宮・高松宮両皇子殿下会場御着。同十時一同奉送の裡に御退場。御菓子料を賜はる。
▽午前十時より松山地方委員講演。
▽午後三時半全員記念撮影をなす。
▽午後四時半より班長会議を開き講習記念並に近隣青年団報恩法に関し凝議す。
八月五日―第三日―
▽各種行事は日課通り。
▽六時十分より山本講師の講義、題は「修養団と後足」。
▽午前九時三十分、田尻団長・山本講師帰途に就かる。
▽自由時間を利用して各県人会開催さるゝを見たり。
▽午前十一時三十分評議員山崎延吉先生来場さる。
 - 第43巻 p.587 -ページ画像 
▽午後八時より一時間、和井内貞行氏の養魚事業経営の苦心談あり。
八月六日―第四日―
▽午前六時より蓮沼主幹の講義。
▽午前八時より後藤幹事長講義。
▽午後山崎講師の講義あり。
八月七日―第五日―
▽午前八時より閉会式挙行。
▽午前十時十和田湖探勝後愈々解散。
      第十二回(於学習院)
八月十五日―第一日―
▽午前七時頃より池袋少年団員十余名来援。
▽正午迄には準備万端成り蓮沼主幹、後藤・松元・妹尾の諸幹事来場。
▽午後二時、開会式挙行。
▽午後三時、団長来場。四時退場。
▽午後四時十分より五時三十分迄後藤幹事長の講義。
▽夕食後班長選挙。
▽午後八時十分より松元幹事の国民体操に関する講義及実演。
▽同九時三十分、点呼。
八月十六日―第二日―
▽午前四時三十分、起床、雨中体操をなす。
▽午前の講義は蓮沼主幹・後藤・松元幹事。
▽午後一時、宮田修先生来場講義。
▽午後四時雨中の流汗作業。
△午後八時より会員の感話懇談。
八月十七日―第三日―
▽朝食前の講義は後藤幹事長、朝食後は後藤幹事長・蓮沼主幹。
▽午前十時、渋沢顧問来場。
▽同十一時より、渋沢顧問講話。
▽正午、一同記念撮影。
▽午後一時より自由時間を利用して乃木大将の遺物拝観。
▽午後一時四十分、田沢講師来場二時より四時まで講義。
▽流汗作業の際、宮内省御用掛福岡子爵来場徹底的の視察あり。
▽今夜より学習院の寄附になる風呂に入るを得。
▽其他行事前日の通り。
八月十八日―第四日―
▽朝食前妹尾幹事の講演あり。
▽午前八時より同十時半まで石黒子爵の講演並に一戸学習院長の挨拶あり。
▽午前十一時十分より十二時迄及び午後二時十分より四時迄の講義は田尻団長。
▽今日の重なる来賓としては、関谷宮内次官、滝・後藤両内務大臣秘書官にして、滝・後藤両秘書官は会場に一泊せらる。
八月十九日―第五日―
▽午前六時より朝の行事あり、終りて両秘書官の講話。
 - 第43巻 p.588 -ページ画像 
▽同八時より閉会式に移る。
▽閉会式後宮城内拝観。
▽正午解散。
      第十三回(於吉野山)
八月廿六日―第一日―
▽午前五時、会員の先着者と共に起床、体操その他朝の行事をなす。
▽午前七時、代理部開店にて混雑。
▽正午、宿舎割当定る。
▽午後二時、開会式挙行。奈良県知事代理戸沢県視学の祝辞あり。
▽午後四時より、松元講師の講義。
△午後八時より田沢・後藤両講師の感話。
八月廿七日―第二日―
▽午前五時講堂にて遥拝。
▽午前六時―九時、後藤講師の講義。
▽午前九時―正午、田沢講師講義。
▽午後二時―同四時、吉野山小学校長の吉野朝趾に就ての講話。
▽午後五時、蓮沼主幹・山本講師来着。
▽感話其他日課の通り。
八月廿八日―第三日―
▽午前五時、吉野朝趾に於て遥拝、引続き後藤講師の訓話あり。
▽午前六時半より蓮沼主幹講義。
▽午前八時山本講師講義。
▽午後二時より山本講師講義。
▽午後四時、田尻団長・妹尾幹事来着。
八月廿九日―第四日―
▽朝の行事
▽午前の講義、田尻団長。
▽午後二時―三時、妹尾幹事講話。
▽午後三時より、史蹟巡訪。
八月卅日―第五日―
▽朝の行事を終り、整頓。食事。
▽午前八時より閉会式。
△午前十時、吉野神宮参拝解散。
○下略


向上 第一五巻第一〇号・第四七―五〇頁 大正一〇年一〇月 本部主催 講習会に対する尽力者芳名 大正十年度本部主催講習会に対する寄附(DK430126k-0003)
第43巻 p.588-589 ページ画像

向上 第一五巻第一〇号・第四七―五〇頁大正一〇年一〇月
    本部主催 講習会に対する尽力者芳名
      大正十年度本部主催講習会に対する寄附
一金参百円也         顧問 子爵 渋沢栄一殿
一金参百円也         同  男爵 森村開作殿
一金参百円也         維持員   団琢磨殿
一金弐百円也         同     今村繁三殿
一金百五拾円也        同     清水釘吉殿
 - 第43巻 p.589 -ページ画像 
一金百円也          同     大橋新太郎殿
一金五拾円也         同     清水一雄殿
一金五拾円也         同     栗原幸八殿
一金弐拾五円也       浜松支部顧問 宮本甚七殿
一金拾円也            賛助員 松浦玉圃殿
右は本年度開設の本部講習会に対し御援助賜はりたり、謹で感謝の意を表す。
  第十一回
○中略
    祝辞祝電
○中略
渋沢子爵殿
森村男爵殿
○中略
  第十三回
○中略
    祝辞祝電
○中略
東京市     渋沢子爵殿
同       森村男爵殿
○下略



〔参考〕修養団三十年史 同団編輯部編 第二四〇頁昭和一一年一一月刊(DK430126k-0004)
第43巻 p.589 ページ画像

修養団三十年史 同団編輯部編 第二四〇頁昭和一一年一一月刊
 ○附録 財団法人修養団沿革概要
    修養団講習の特色と歴史
○上略
 第十回講習会(大正十年一月)……………神宮皇学館(三重)
 第十一回講習会(大正十年八月)…………十和田湖畔(秋田)
 第十二回講習会(大正十年八月)…………目白学習院(東京〉
 第十三回講習会(大正十年八月)…………吉野山(奈良)
○下略