公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第44巻 p.29-38（DK440008k） ページ画像
昭和2年2月26日（1927年）
是日栄一、東京銀行倶楽部ニ於ケル当後援会委員会ニ出席、常務委員委嘱ノ件其他ヲ協議シ、引続キ開カレタル台湾総督上山満之進外有志トノ懇談会ニ於テ、修養団ニ就キ説明、協力ヲ求ム。
財団法人修養団後援会書類（DK440008k-0001）
第44巻 p.29 ページ画像
財団法人修養団後援会書類 （渋沢子爵家所蔵）
（謄写版）
（別筆） （瓜生）
（委員各位ニノミ差上グ）(印)
拝啓、益々御清適奉賀候、陳者来ル二十六日（土曜日）午前十一時ヨリ銀行集会所ニ於テ委員会開催致候間御多忙中恐れ入り候得共、御出席被下度此段御案内申上候
猶当日ハ岡田文部大臣 斎藤朝鮮総督 上山台湾総督 児玉関東長官 湯浅朝鮮政務総監 後藤台湾総務長官各位ヲ御招待致シ、一席ノ懇談致度御案内申上置候ニツキ、御含ミ置下サレ度此段申添候也
敬具
昭和二年二月二十一日
修養団後援会長 渋沢栄一
修養団後援会委員長 森村開作
殿
（瓜生喜三郎）書翰 渋沢栄一宛昭和二年二月二三日（DK440008k-0002）
第44巻 p.29-30 ページ画像
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渋沢栄一 日記 昭和二年（DK440008k-0003）
第44巻 p.30-31 ページ画像
渋沢栄一日記 昭和二年 （渋沢子爵家所蔵）
二月二十六日 曇 寒気昨ト同シ
○上略 午前十一時銀行倶楽部ニ抵リ修養団後援会総会ヲ開催ス、平沼団長以下団ノ幹部及台湾総督又ハ東京ノ実業大家諸氏来会、団長主幹及余モ各担当ノ事務ニ付要領ヲ演説シ、且一同食卓ヲ共ニシ種々ノ懐旧談モアリテ情意貫徹ヲ見ルヲ得タリ、来会ノ実実家中《（業）》ヨリ後援会ノ委員ヲ承諾セラレタル諸氏中ニ五名ヲ、常務委員タル事ヲ承諾セラレタキ旨ヲ請ヒ一同承諾セラレタリ、依テ不日規則及趣意書等取調協議スヘキ事ヲ付言ス
○下略
二月二十七日 晴 寒気少ク減ス
午前八時起床○中略朝食ス、蓮沼門三氏来リ、昨日修養団後援会ヲ銀行倶楽部ニ於テ開催シ、本団ノ発展ニ資スル為メ種々実質的援助シタル事柄ヲ深ク感激スル旨ノ陳述アリ、本団設立以来ノ経過ヲ談話ス、且将来ノ勤勉且注意ヲ諭示ス○下略
○中略。
三月八日 曇 寒気少ク減
- 第44巻 p.31 -ページ画像
○上略修養団後援会事務員瓜生氏来ル、明後十日午後二時ヨリ事務所ニ於テ団長及森村男ト会合ノ事ヲ約ス○下略
集会日時通知表 昭和二年（DK440008k-0004）
第44巻 p.31 ページ画像
集会日時通知表 昭和二年 （渋沢子爵家所蔵）
二月廿六日 土 午前十一時 修養団後援会（銀行クラブ）
竜門雑誌 第四六二号・第六九頁昭和二年三月 青淵先生動静大要（DK440008k-0005）
第44巻 p.31 ページ画像
竜門雑誌 第四六二号・第六九頁昭和二年三月
青淵先生動静大要
二月中
廿六日 修養団後援会の件（東京銀行倶楽部）
招客書類（二） 【昭和二年二月二十六日午前十一時於東京銀行倶楽部 修養団後援会委員会引続有志懇談会】（DK440008k-0006）
第44巻 p.31-32 ページ画像
招客書類（二） （渋沢子爵家所蔵）
昭和二年二月二十六日午前十一時於東京銀行倶楽部
修養団後援会委員会引続有志懇談会
（太丸・太字ハ朱書）
○男森村開作
○服部金太郎
○団琢磨
○増田義一
○青木菊雄
○清水釘吉
○大橋新太郎
欠男中島久万吉
○矢野恒太
欠男古河虎之助
○子渋沢栄一
○男平沼騏一郎
○宮田修
○二木謙三
○蓮沼門三
○瓜生喜三郎
○林平馬
○小林錡
牧野秀
○津崎尚武
○増田具治
○宇津木稔
○○外二名
（事務員）
以下ハ正午ニ来会ヲ乞ヒタル人々
文部大臣 欠岡田良平
台湾総督 ○上山満之進
同民政長官 ○後藤文夫
同秘書官 欠竹屋光春
朝鮮総督 欠子斎藤実
- 第44巻 p.32 -ページ画像
同政務総監 欠湯浅倉平
岡秘書課長 欠藤原喜蔵
同秘書官 欠小川正儀
関東長官 欠伯児玉秀雄
同内務局長 広瀬直幹
同秘書官 欠田中直通
朝鮮総督府鉄道局長 欠大村卓一
同外事課長 欠松村松盛
京城商業会議所会頭 渡辺定一郎
満鉄副社長 欠大平駒槌
同理事 ○安藤又三郎
帝室林野局長官 欠三矢宮松
以上〆三十八人内 出席 人
欠席 人
一、料理四円位、飲物麦酒、赤葡萄酒、水物
向上 第二一巻第四号・第六七―七五頁昭和三年四月 白色倫理運動の後援者会議 渋沢老子爵の主催 上山台湾総督も出席して朝野の諸名士数十名午前午後に亘りて大協議 瓜生光村（DK440008k-0007）
第44巻 p.32-37 ページ画像
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財団法人修養団事業報告（自大正十五年四月至昭和二年二月）同団編 第一一六―一一七頁 昭和二年三月刊 後援会概況（DK440008k-0008）
第44巻 p.37-38 ページ画像
財団法人修養団事業報告（自大正十五年四月至昭和二年二月）同団編
第一一六―一一七頁
昭和二年三月刊
後援会概況
後援会は、大正十四年五月三十日、日本工業倶楽部に於て創立総会を開きて以来、着々事業の発展に努力し来りしが大正拾五年・昭和元年度に於ける事業の大要は次の如し、（詳細は別冊印刷中）
一、委員会を開催する事、四回、（於東京銀行集会所及工業倶楽部）
一、懇談会を開くこと、二回、（於東京銀行集会所）
一、地方遊説
1朝鮮・満洲・青島等に瓜生幹事長出張、
2大阪・岡山・京都・新潟・福島等に平沼団長及瓜生幹事長出張、
3大阪有志懇談会、小倉正恒氏・池上四郎氏の尽力により開催本部より平沼団長・宮田常務理事・瓜生幹事長出席、
4朝鮮総督官邸懇談会、斎藤総督の御尽力に依り開催、本部より蓮沼主幹、瓜生幹事長出席、
一、後援会成績
1申入総額金二十四万六千四百八拾円也
2払込総額金九万七千八百七拾五円也
3未払総額金拾四万八千六百五円也
一、役員（順序不同）
会長 渋沢栄一
委員長 森村開作
常務委員 団琢磨 大橋新太郎 青木菊雄
矢野恒太 服部金太郎
委員 古河虎之助 中島久万吉 増田義一
清水釘吉 津崎尚武 小倉正恒
中野昇
幹事長 瓜生喜三郎
- 第44巻 p.38 -ページ画像
幹事 竹内浦次 増田具治 宇津木稔
岸田軒造 松山政治 松本伊織
松居甚一郎 渡部新盛 白土千秋