公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第44巻 p.97-100（DK440035k） ページ画像
大正10年10月（1921年）
是月栄一、皇道会顧問トナル。
青淵先生職任年表（未定稿） 昭和六年十二月調 竜門社編 竜門雑誌第五一九号別刷・第二一頁 昭和六年一二月刊（DK440035k-0001）
第44巻 p.97 ページ画像
青淵先生職任年表 （未定稿） 昭和六年十二月調 竜門社編
竜門雑誌第五一九号別刷・第二一頁 昭和六年一二月刊
大正年代
年 月
一〇 一〇 ―皇道会顧問―昭和六、一一。
皇道会書類（DK440035k-0002）
第44巻 p.97 ページ画像
皇道会書類 （渋沢子爵家所蔵）
（印刷物）
皇道会役員 皇道会賛助員（いろは順）（各員直筆の記名と調印は悉く原簿に在り）
会長 公爵 一条実孝 同 尾崎勇次郎
顧問 伯爵 東郷平八郎 同 若林賚蔵
同 頭山満 同 笠井信一
同 子爵 金子堅太郎 同 川口彦治
同 男爵 立花小一郎 同 桑原八司
同 子爵 上原勇作 同 山口貞昌
同 子爵 清浦奎吾 同 馬淵鋭太郎
同 子爵 渋沢栄一 同 沢田牛磨
同 男爵 平山成信 同 北原種忠
同 平沼騏一郎 同 白男川譲介
相談役 今泉定介 監事 千葉松兵衛
同 大谷嘉兵衛 同 吉田文三
同 子爵 柳生俊久 同 高山襄坪
同 男爵 福原俊丸 幹事長 恒次九水
同 藤山雷太 幹事 桑島政五郎
同 小室翠雲 同 富田貢
同 関屋貞三郎 同 四宮安彦
理事 土岐嘉平 同 広瀬弘
同 力石雄一郎 同 久保田隆己
同 大海原重義 ○以下賛助員一五六名略ス
- 第44巻 p.98 -ページ画像
〔参考〕皇道会書類（DK440035k-0003）
第44巻 p.98 ページ画像
皇道会書類 （渋沢子爵家所蔵）
（印刷物）
皇道会趣意書
方今帝国の実勢を察するに、時代思想頗る混乱し新旧思想交錯を極め、人心其の帰嚮する所を失ひ、安心立命の道未だ定らざるに際し、却つて危険思想醸生の機勢漸く急激ならんとす。
此の時に際し、国民精神の基準を示し、国民道徳の振興を図り、以て人心の浮動を鎮め、其の疑惑を解き、以て社会の秩序を維持し、国力の充実を図るの途は、唯皇道の宣伝と普及とに頼るの外策なきを信す。而かも之を実行せんとすれば即ち、同志多数の団結に須たざるべからず。
於此乎本会は大正元年創立以来、拮据経営会務の拡張に任じ、今や全国各府県に渉りて多数の支部及分会を設け、既に数万の会員を有するに至れり。然れ共本会の期する所は、之を国民全体に向つて普及徹底せしむるにあるや勿論にして、社会の形勢は益々其の急須を感じつつあり。
冀くは天下同感の士、幸に本会の趣旨を賛成せられ、奮つて協力せられんことを。
皇道会 東京市外西巣鴨町六六〇（庚申塚） 電話 小石川一五〇番 振替番号 東京三一八三七
〔参考〕皇道会書類（DK440035k-0004）
第44巻 p.98-100 ページ画像
皇道会書類 （渋沢子爵家所蔵）
（印刷物）
皇道会々則
第一章 総則
第一条 本会ハ皇国ノ大道ヲ奉体シ、人格ノ修養ヲ励ムノ主旨ニヨリ之ヲ皇道会ト名ク
第二条 本会ハ国民精神ノ発揮ト、国民道徳ノ振興トヲ図ルヲ以テ目的トス
第三条 本会ハ政党宗派ノ圏外ニ超然儼立シテ、本会綱領ノ実行達成ヲ期ス
第二章 事業及組織
第四条 本会ハ図書・雑誌ノ公刊、講演・講話ノ挙行並ニ青年及少年ノ指導訓練、婦人ノ教養、其他機宜ノ方法ニ依リ、本会目的ノ遂行ヲ図ルモノトス
第五条 本会ハ本部ヲ東京ニ置キ、支部又ハ分会ヲ全国枢要ノ地ニ置ク、支部及分会ノ設置組織ニ関スル規程ハ別ニ之ヲ定ム
第六条 本会ニ左ノ各部ヲ置ク
一、総務部 一、事業部 一、経理部
一、編輯部 一、出版部 一、講演部
一、教養部 一、婦人部 一、青年部
一、少年部 一、礼楽部 一、社会部
各部 組織及事務執行ニ関スル規程ハ別ニ之ヲ定ム
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第七条 本会幹部ニ左ノ役員ヲ置ク
一、総裁 一名 一、会長 一名
一、副会長 二名 一、統幹 十二名
一、総理事 一名 一、理事 十二名
第八条 本会ニ顧問・相談役・評議員・会計監督・監事若干名ヲ置ク
第九条 本会ノ趣旨ヲ賛成シ本会ノ事業ヲ援助セラルル朝野ノ諸士ヲ本会賛助員トシテ推挙ス
第十条 本会ニ講師・督事・主事・参事及副参事委員若干名ヲ置キ、内外部ノ要務ニ従事セシム
第十一条 本会ニ業務執行上、必要ニ応ジ事務員・外務員並ニ嘱托等ヲ置ク
第十二条 本会職員ノ選任、職務権限及待遇ニ関スル規程ハ別ニ之ヲ定ム
第三章 集会
第十三条 本会ノ集会ヲ分ツテ左ノ四種トス
一、記念会 一、常集会 一、講演会 一、巡講会
第十四条 講演会ハ本部又ハ支部ニ於テ必要ニ応シ之ヲ開ク
第十五条 巡講会ハ定期又ハ臨時ニ分ツテ之ヲ開ク
第十六条 本会々員ハ本会所定ノ集会ニ成ベク家族同伴ノ上出席セラルヘシ
第十七条 本会ハ支部・分会又ハ其他ノ地方ニ於テ開催スル集会ニ本部講師ヲ派遣スルコトアルベシ
第四章 会員
第十八条 本会々員ヲ分ツテ左ノ八種トス
一、特別名誉会員 評議員会ニ於テ特ニ推挙シタル者又ハ金五千円以上ノ維持金ヲ醵出シタル者
一、名誉会員 評議員会ニ於テ特ニ推挙シタル者又ハ金壱千円以上ノ維持金ヲ醵出シタル者
一、終身会員 本会業務ニ対シ特ニ援助セル者又ハ金五百円以上ノ維持金ヲ醵出シタル者
一、特別正会員 本会ニ対シ特別ノ功労アル者又ハ金参百円以上ノ維持金ヲ醵出シタル者
以上各種会員ニ対シテハ永久ニ機関雑誌並ニ其他ノ出版物ヲ贈呈ス
一、正会員 本会維持ノ責任ヲ有スル者又ハ金弐百円以上（甲種）若クハ金壱百円以上（乙種）ノ維持金ヲ醵出シタル者
右正会員ニ対シテハ永久ニ機関雑誌ヲ贈呈ス
一、維持会員 金五拾円（甲種）若クハ金参拾円（乙種）ノ会費ヲ納メタル者
右甲ニ対シテハ機関雑誌ヲ拾年間、乙ニ対シテハ六年間無料配付ス
一、参与会員 金弐拾円ノ会費ヲ納メタル者
右参与会員ニ対シテハ機関雑誌ヲ四ケ年間無料配付ス
一、賛成会員 金拾円ノ会費ヲ納メタル者
右賛成会員ニ対シテハ機関雑誌弐ケ年間無料配付ス
第十九条 本会々員ハ其資格種別ニ応ジ、会員名簿ニ登録ス
第二十条 本会々員ハ皇道ヲ体得シ、聖教ヲ遵守シ、聖訓ヲ服膺シ、之レガ躬行実践ニ努ムベシ
第二十一条 本会々員ハ本会趣旨ノ普及貫徹ヲ図リ、会員入会ノ勧誘ニ尽スベキモノトス
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第二十二条 本会ノ収入シタル会費・寄附金・維持金及醵出金等ハ別ニ出納規程ヲ設ケテ之ヲ整理ス
第二十三条 本会業務ノ成績実況及収支決算ハ機関雑誌ニ公表ス
〔参考〕集会日時通知表 大正一一年（DK440035k-0005）
第44巻 p.100 ページ画像
集会日時通知表 大正一一年 （渋沢子爵家所蔵）
三日○七月 火 午夕五時 皇道会懇談会（日本橋クラブ）
〔参考〕集会日時通知表 大正一三年（DK440035k-0006）
第44巻 p.100 ページ画像
集会日時通知表 大正一三年 （渋沢子爵家所蔵）
十二日○一月 土 午後三時 皇道会総裁宮奉戴披露会（華族会館）
〔参考〕会員関係書類 【粛呈 春暄相催し候愈々御清昌慶賀之至ニ奉存候 陳者這回不肖皇道会々長就任仕候ニ就てハ…】（DK440035k-0007）
第44巻 p.100 ページ画像
会員関係書類 （渋沢子爵家所蔵）
粛呈
春暄相催し候愈々御清昌慶賀之至ニ奉存候
陳者這回不肖皇道会々長就任仕候ニ就てハ早速拝趨御挨拶可申上筈ニ有之候処、刻下議会開会中とて多忙を極め居候為、乍欠礼玆ニ書中を以て得貴意候、長者江海之量御寛容奉願上候、扨皇道会創立以来御老台ニハ深甚なる御配慮を賜り候趣ハ予て拝承仕、深く感謝罷在候、本会之趣旨ハ今更申上候までも無之、時弊を救済する上に於て最も剴切且喫緊なる方法と確信罷在候ニ付、今回幹部組織ニ一大改善を加へ、斯道之大普及を規画致居候へハ、御老台ニ於かせられ候ても特別之御思召を以て尚一層之御後援を賜り度偏ニ奉悃願候
時下折角為邦家御保重奉祈上候 敬具
追て本会幹部の者拝参候節ハ、御繁多中甚恐入候へ共、御引見之栄を賜り度奉願上候 再白
三月十六日○大正一五年
皇道会々長
一条実孝
渋沢子爵閣下
侍曹