デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

5章 教育
3節 其他ノ教育関係
10款 皇典講究所・国学院大学
■綱文

第45巻 p.414-418(DK450160k) ページ画像

明治45年6月12日(1912年)

栄一、爾来顧問トシテ尽力シ来リシガ、是日開カレタル協議会ニ出席シ、当校負債整理償却ノ経過ヲ報告ス。


■資料

渋沢栄一 日記 明治四三年(DK450160k-0001)
第45巻 p.414 ページ画像

渋沢栄一 日記 明治四三年         (渋沢子爵家所蔵)
四月三十日 晴 暖
○上略 午後三時芝三縁亭ニ抵リ、芳川伯爵ノ開催セル皇典講究所ノ小集ニ出席ス、芳川氏ヨリ披露アリテ後立食ノ饗応アリ、午後五時散会
○下略
   ○中略。
九月十二日 曇 冷
○上略 今井清彦氏来リ皇典講究所ノ事ヲ談ス
○下略
   ○中略。
十月二十二日 雨 冷
○上略 今井清彦氏来リ国学院ノ事ヲ談ス○下略


渋沢栄一 日記 明治四四年(DK450160k-0002)
第45巻 p.414-415 ページ画像

渋沢栄一日記 明治四四年          (渋沢子爵家所蔵)
三月九日 曇 寒
○上略 今井清彦氏来リ国学院大学維持資金募集講会ノ事ヲ談ス、午飧後引続キタル来客ニ接待シテ三時過堺卯楼ニ抵リ講会ニ出席ス、高崎知事・土居通夫氏等来会ス、講会加名者一同ニ向テ一場ノ挨拶ヲ為ス、夜飧後七時過梅田停車場ニ抵リ夜行列車ニ搭ス○下略○栄一、七日ヨリ大阪ニ滞在シ此夜帰京
   ○中略。
四月二十九日 曇 軽寒
○上略 午後一時半鍋島侯爵ヲ訪ヘ国学院ノ事ヲ談ス○下略
   ○中略。
五月二日 晴 軽暖
○上略 永田町鍋島邸ニ抵リ、皇典講究所ノ内容及会計ノ事ヲ調査ス、今井清彦・目黒・石川ノ諸幹事来会ス、後逓信省ノ官吏ニ本所ニ寄附金ノ勧誘ノ事ヲ依頼ス、仲小路次官其他各局長来会ス、畢テ侯爵ヨリ夜飧ヲ饗セラレ且竹田宮ヨリ菓子ヲ下賜セラル、八時散会○下略
   ○中略。
六月八日 晴 軽暑
○上略 午前九時内務大臣官邸ニ抵リ、清浦子爵・松平男爵ト共ニ皇典講究所ノ事ニ関シテ種々ノ談話ヲ為ス、内務大臣及井上神社局長ヨリモ其意見ヲ陳述セラル○下略
   ○中略。
 - 第45巻 p.415 -ページ画像 
六月二十七日 雨 暑
○上略 今井清彦氏来リ皇典講究所ノ事ヲ談ス○下略
   ○中略。
七月五日 曇 暑
○上略 今井清彦氏来リ皇典講究所ノ事ヲ談ス○下略
   ○中略。
七月十日 晴 暑
○上略 午後五時過松平男爵・井上友一・今井・高山・石川ノ諸氏来集、皇典講究所ノ事ヲ談ス、夜飧ヲ共ニシテ種々ニ善後ノ方案ヲ協議ス
○下略
   ○中略。
八月十九日 曇 暑
○上略 今井清彦・原元蔵・山田新一郎三氏来リテ皇典講究所ノ事ヲ談ス
○下略
   ○中略。
八月二十四日 晴 暑
○上略 午後二時同気倶楽部ニ抵リ、国学院ノ事ニ関シテ清浦・松平二氏其他諸氏ト会話ス○下略
八月二十五日 晴 暑
○上略 四時鍋島侯爵邸ヲ訪ヘ、皇典講究所ノ事ヲ談話ス○下略
八月二十六日 晴 暑
○上略 今井清彦氏来リテ皇典講究所ノ事ヲ談ス○下略
   ○中略。
十一月三日 晴 寒
○上略 今井清彦氏来リテ皇典講究所ノ事ヲ談ス○下略
   ○中略。
十一月十三日 晴 寒
○上略 今井清彦氏来リ皇典講究所ノ事ヲ談ス○下略
   ○中略。
十一月二十五日 曇 軽寒
○上略 今井清彦氏来リ国学院ノ事ヲ談ス○下略
   ○中略。
十一月二十八日 雨 寒
○上略 鉄道院ニ抵リ、平井副総裁ニ面会シテ○中略 国学院地所買上ノ事ヲ依頼ス○下略
   ○中略。
十二月二十日 晴 寒
○上略 今井清彦氏来リ皇典講究所ノ事ヲ談ス○中略 四時過今井清彦及神宮奉祭会藤岡《(斎)》・今泉二氏来リテ、皇典講究所整理ニ付種々ノ談話ヲ為ス
○下略
   ○中略。
十二月三十一日 晴 寒
○上略 今井清彦氏ノ来訪アリ、皇典講究所ノ事ヲ談ス○下略
 - 第45巻 p.416 -ページ画像 

渋沢栄一 日記 明治四五年(DK450160k-0003)
第45巻 p.416 ページ画像

渋沢栄一 日記 明治四五年         (渋沢子爵家所蔵)
一月十一日 晴 寒
○上略 内務省ニ抵リ、井上友一氏ニ面会シテ皇典講究所ノ事ヲ談シ○下略
   ○中略。
一月十五日 晴 寒
○上略 三時鉄道院ニ抵リ、平井副総裁ニ面会シテ国学院ノ地所買上ノ事○中略 ヲ談話ス○下略
   ○中略。
三月一日 雨 寒
○上略 三時同気倶楽部ニ抵リ、清浦・松平・今井清彦氏等ト国学院ノ事ヲ協議ス、過日来神宮奉祭会藤岡・今泉二氏ヨリ申出ラレタル顛末ヲ談話ス、審議畢テ五時半王子ニ帰宿○下略
   ○中略。
三月五日 曇 寒
○上略 三時華族会館ニ抵リ、清浦・松平二氏ト共ニ内務次官戸次氏《(床次)》及神社局員塚本氏ト国学院補助ノ事ヲ協議ス○下略
   ○中略。
三月十三日 曇 寒
○上略 今井清彦・今泉定介二氏ノ来訪ニ接シ、国学院維持ノ事ヲ談ス、内務大臣ニ電話ニテ会見ヲ求ム、明日面会ノ旨回答アリ
   ○中略。
四月十二日 晴 軽寒
○上略 今井清彦氏来リ国学院ノ事ヲ談ス○下略
   ○中略。
四月二十四日 雨 軽寒
○上略 今井清彦・山田新一郎二氏来リ、国学院ノ事ヲ談ス○下略
   ○中略。
五月十日 晴 軽寒
○上略 今井清彦氏来リテ国学院ノ事ヲ談ス○下略
五月十一日 晴 軽寒
○上略 十一時過永田町鍋島侯爵邸ヲ訪ヒ、侯爵ニ面会シテ皇典講究所ノ爾後ノ経過ヲ報告ス○下略
   ○中略。
五月十七日 晴 暖
○上略 今井清彦氏来リ、皇典講究所ノ事ヲ談ス○下略
   ○中略。
六月十二日 曇 暑
○上略 午前十時国学院ニ抵リ、先ツ計算上ノ取扱方ヲ一覧シ、後協議員及幹事等ト将来ノ事ヲ談ス○下略
六月十三日 曇 暑
○上略
午飧後有楽町内務大臣官舎ニ抵リ原大臣ニ面会シテ国学院ニ補助費支給ノ事○中略 ヲ談話ス○下略
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皇典講究所五十年史 同所編 第二三六―二四〇頁昭和七年一〇月刊(DK450160k-0004)
第45巻 p.417 ページ画像

皇典講究所五十年史 同所編 第二三六―二四〇頁昭和七年一〇月刊
 ○第三章 皇典講究所の諸事業
    第一節 佐佐木伯の所長就任と復興拡張計画
○上略
 併し、新校舎の建築其の他の事由に依つて、負債は漸次増加するばかりにて、明治四十二年度には五万三千百五十八円となり、同四十三年度には七万三千八百五円五銭の巨額に達したのである。此れには、別に記載する、本所出版事業の大破綻の影響の甚だ多大なるは言ふまでもない。而もかくてあるべきでないから、是等の整理の方法として已むを得ず飯田町の本所敷地の一部を売却し、之に依つて得たる金額五万七百円と、有志の寄附金とを以て償却整理することゝし、四十五年の協議員会に於て其の方案を発表して議決を経た。其の際、会議に入るに先だちて、顧問渋沢栄一氏は特に会計調査の顛末を述べて、確実なる償還方法を有する九千円の外には、今は一切債務無きに至つた次第を述べて居られる。かくして、翌大正二年度に於て、本所は完全に負債を皆済することを得て、本所の財政も玆にやうやく小康を得るに至つた。○中略
      負債償却財源調

 財源    明治四十四年度  大正元年度   大正二年度      計    備考
○中略
 渋沢男爵          二〇〇、〇〇〇  二〇〇、〇〇〇 四〇〇、〇〇〇
○下略



皇典講究所五十年史 同所編 第二七七―二七八頁昭和七年一〇月刊(DK450160k-0005)
第45巻 p.417-418 ページ画像

皇典講究所五十年史 同所編 第二七七―二七八頁昭和七年一〇月刊
 ○第三章 皇典講究所の諸事業
    第五節 出版事業
○上略
 明治四十二年三月に至つて、本所は、皇典講究所国学院大学出版部なる名称を以て図書刊行の計画を定め、内海弘蔵氏を編纂主任として家庭雑誌「兄弟姉妹」と題する少年少女向の雑誌を刊行することゝなつたが、其の結果は甚だ思はしからず、約三年にして遂に廃刊の止むなきに至つたが、其の本所本大学出版部全体に与へた影響は深大なるものが有り、大正三年遂に出版部を廃止することになつた。此の雑誌出版部は、もともと本所の財政の都合に依り之を本所の直接経営と為さずして、個人の資本家に委託した為め、公私混淆を来し、遂には収拾すべからざる状態となつた。其の結果多額の負債を生じ、剰へ訴訟沙汰まで起り、其の判決の如何は、本所の財政を脅かし、延いては本所の存在をも危くする惧れがあるので、関係者一同大いに憂慮した。幸に山田新一郎・原元蔵・島弘尾等の諸氏が整理委員となつて尽力せられたので、訴訟にも勝ち、本所よりは飯田町の敷地の一部を売却して得たる金額より一万二千円を支出して、其の整理を完了することが出来た。此の整理に付ては、前記整理委員の外、清浦子爵・渋沢子爵・松平正直男爵・杉浦重剛の諸氏の配慮を煩はしたことは一方ならぬものが有つた。殊に渋沢子爵の如きは、八十にも垂んする高齢を以て、
 - 第45巻 p.418 -ページ画像 
卒先此の事に当られた事は、感謝措く能はざるところである。
○下略



〔参考〕渋沢栄一 日記 大正四年(DK450160k-0006)
第45巻 p.418 ページ画像

渋沢栄一日記 大正四年           (渋沢子爵家所蔵)
一月廿五日 晴
○上略 石川岩吉氏来リ、皇典講究所ノ事ニ関シテ種々ノ談話アリ○下略
   ○中略。
五月六日 晴
○上略 国学院幹事石川岩吉氏ノ来訪ニ接ス○下略
   ○中略。
六月廿三日 晴
○上略 山田新一郎、清水・副島二氏ヲ伴ヘ来リテ、国学院大学ノ事ヲ談ス○下略
   ○中略。
七月十日 晴
○上略 国学院山田・島二氏来リ、麹町銀行ノ事ニ付談話アリ○下略