公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第49巻 p.139-141（DK490037k） ページ画像
昭和5年12月18日（1930年）
是日、当会ノ組織ヲ改メテ財団法人楽翁公遺徳顕彰会トス。栄一会長ニ推サレ、在任歿年ニ及ブ。
青淵先生職任年表（未定稿） 昭和六年十二月調 竜門社編 竜門雑誌第五一九号別刷・第二五頁 昭和六年一二月刊（DK490037k-0001）
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青淵先生職任年表（未定稿） 昭和六年十二月調 竜門社編
竜門雑誌第五一九号別刷・第二五頁 昭和六年一二月刊
昭和年代
年 月
四 五 ―楽翁公遺徳顕彰会々長―昭、六、五、―財団法人〃〃
―昭、六、一一。
楽翁公遺徳顕彰会要書類（DK490037k-0002）
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楽翁公遺徳顕彰会要書類 （財団法人楽翁公遺徳顕彰会所蔵）
決議書
昭和五年十二月十八日東京市麹町区丸ノ内一丁目二番地渋沢事務所内本会事務所ニ於テ役員会開催、理事長星野錫以下役員七名出席、決議スルコト左ノ如シ
一 本会ヲ別紙寄附行為ニ依リ財団法人トスルコト
一 法人設立ノ手続及官庁ノ指示ニ依ル書類ノ訂正等ハ全部会長ニ一任スルコト
右決議ノ正当ナルコトヲ証スル為メ、代表者トシテ左ニ記名捺印ス
昭和五年十二月十八日 楽翁公遺徳顕彰会
理事長 星野錫 印
理事 福島甲子三 印
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楽翁公遺徳顕彰会要書類（DK490037k-0003）
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楽翁公遺徳顕彰会要書類 （財団法人楽翁公遺徳顕彰会所蔵）
財団法人楽翁公遺徳顕彰会寄附行為
第一章 総則
第一条 本会ハ贈正三位楽翁松平定信公ノ高風ヲ欽仰シ、其ノ遺徳ヲ顕彰スルヲ以テ目的トス
第二条 本会ハ財団法人楽翁公遺徳顕彰会ト称ス
第三条 本会ハ事務所ヲ東京市麹町区丸ノ内一丁目二番地壱渋沢事務所内ニ置ク
第四条 本会ハ第一条ノ目的ヲ達スル為メ左ノ事業ヲ行フ
一、東京市深川区霊岸町霊巌寺所在指定史蹟松平定信墓地ノ修理並保存
一、祭典ノ執行並ニ記念講演会・展覧会等ノ開催
一、伝記並ニ著書ノ編纂刊行
一、其ノ他目的達成上適当ナル事業
第二章 会員
第五条 本会ノ会員ハ左ノ二種トス
一、名誉会員 本会ノ趣旨ニ賛同シ、金一千円以上ヲ寄附セルモノ、又ハ本会ニ特殊ノ功労アルモノ
一、正会員 本会ノ趣旨ニ賛シ金百円以上寄附セルモノ、又ハ本会ニ功労アルモノ
第六条 本会ニ入会セントスルトキハ書面ヲ以テ申込ムヘシ
退会セントスルトキハ事由ヲ具シテ届出ツヘシ
既納ノ寄附金ハ之ヲ返付セス
第三章 資産
第七条 本会ノ資金ハ別紙財産目録記載ノ財産及将来収得スヘキ寄附金其他ノ収入ヨリ成ル
第八条 前条財産目録中ノ金六千円ハ之ヲ基本金トス
基本金ハ其ノ元本ヲ費消スルコトヲ得ス
第九条 資産ハ理事長之ヲ管理ス、但シ現金有価証券ハ確実ナル銀行其ノ他ニ預入シテ之ヲ保管ス
○下略
○別紙財産目録ヲ欠ク。
〔参考〕集会日時通知表 昭和五年（DK490037k-0004）
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集会日時通知表 昭和五年 （渋沢子爵家所蔵）
五月十三日 火 午後一時 楽翁公祭典執行ニ付御出向、養育院巣鴨分院
○中略。
五月十六日 金 午前十時 楽翁公遺品御覧ノ為松平定晴子邸ニ御出向
○中略。
六月十四日 土 午後一時 楽翁公記念講演会（深川清澄公園大正記念会館）
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〔参考〕報知新聞 第一九二四六号 昭和五年八月一〇日 霊巌町廃止に渋沢子等が反対 けふ代表市役所訪問（DK490037k-0005）
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報知新聞 第一九二四六号 昭和五年八月一〇日
霊巌町廃止に
渋沢子等が反対
けふ代表市役所訪問
深川区霊巌町は区画整理の結果大工町と改称されることになり、目下市会委員会で審議中であるが、渋沢子爵を会長とする松平楽翁遺徳顕彰会では、霊巌といふ町名は江戸時代から由緒深いものであり、かつ霊巌寺には東京市の恩人楽翁公を葬つてあるのだから是非存置するやう希望し、同会の福島理事は九日午前十一時半市役所に十時助役を訪問陳情するところあつた