デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

9章 其他ノ公共事業
5節 祝賀会・表彰会
21款 久松信親表彰会
■綱文

第49巻 p.435(DK490147k) ページ画像

大正14年6月(1925年)

是月刊行ノ、久松信親君表彰会報告書中ニ、栄一金百円寄付ノ旨記載アリ。


■資料

久松信親君表彰会報告書 第一頁大正一四年六月刊(DK490147k-0001)
第49巻 p.435 ページ画像

久松信親君表彰会報告書 第一頁大正一四年六月刊
  久松信親君五十五年勤続表彰式挙行顛末報告書
    発起及経過の概要
 久松信親君勤続の表彰に付ては、多年隈門有志間に其議があつたが久松君の謙遜固辞して止まぬのと、議未だ完からざるものがあつた為め其実現を見るに致らなかつたが、恰かも今年一月十日故大隈老侯三年祭の盛典が挙げられた当夜、故侯の縁故者に依つて組織されて居る隈門会の総会が、早稲田の旧邸即ち大隈会館に於て開催され、其席上端なくも此計画が阪本三郎氏に依つて提議さるゝや、忽ち満場一致の決議を以て、熱烈なる賛同を博したので、直ちに実行に着手することとなり、玆に表彰計画は全く具体化を見たのである。
 依つて其後犬養毅・武富時敏・高田早苗・町田忠治・小川為次郎・砂川雄峻・上遠野富之助・増田義一・阪本三郎の九氏を発起人総代に挙げ、新に久松信親君表彰会と命名して、先づ隈門会出席者其他の有志を賛成者として承認を得、玆に始めて趣意書を広く全国の縁故関係者に配付し、同情ある応分の醵出を仰ぐことゝして発表するや、帝都の各新聞紙は逸早く此挙を賛美せられて、多大の同情ある記事を掲げ大々的に報道せられたので、此挙は普く世上に伝へられ意外の反響を呈するに至つた。斯くて寄附申込者陸続相踵ぐの盛況を告げ、予定の締切日たる三月末日を更に一ケ月延長するの已むを得ざる次第となつたが、幸にして寄附金総額は遥かに予定額以上に達し、寄附芳名亦頗る多人数に上ぼつて、実に望外の成功を収めることが出来たのは、発起人一同の深く感謝措かざる処である。依つて日を卜し、愈々六月二日を以て由緒深き大隈会館に於て、盛大なる表彰式を挙行することゝなつた。


久松信親君表彰会報告書 第二四頁 大正一四年六月刊(DK490147k-0002)
第49巻 p.435 ページ画像

久松信親君表彰会報告書 第二四頁 大正一四年六月刊
    久松信親君表彰会醵金者芳名(イロハ順)
○上略
 金壱百円             子爵 渋沢栄一君
○下略