デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

2部 実業・経済

5章 農・牧・林・水産業
1節 農・牧・林業
8款 其他 2. 扶揺舎
■綱文

第54巻 p.270(DK540056k) ページ画像

昭和2年1月20日(1927年)

是日栄一、佐藤一雄ヨリ、競走用馬ノ養成ヲ目的トスル当舎設立ニ付キ、賛同ヲ請ハル。二月一日金二百円ヲ寄付ス。


■資料

渋沢栄一 日記 昭和二年(DK540056k-0001)
第54巻 p.270 ページ画像

渋沢栄一 日記  昭和二年       (渋沢子爵家所蔵)
一月二十日 快晴 寒気昨ト同シ
○上略
佐藤一雄氏来リテ、競走用馬ノ養成ノ目的ニヨル扶揺舎設立ノ件ニ付賛同ヲ請ハル、追テ植村氏ト協議シテ回答スヘキ事ヲ答フ○下略
  ○次掲増田明六「日誌」ニハ扶揺会トアリ。題名ハ姑ク右日記ニ依ル。


(増田明六) 日誌 昭和二年(DK540056k-0002)
第54巻 p.270 ページ画像

(増田明六) 日誌  昭和二年     (増田正純氏所蔵)
二月一日 火 晴                出勤
○上略
本日の来訪者
1、佐藤一雄君 扶揺会=競馬養成の目的=ニ子爵より出資を請ふとの希望ありしが、先之其出資を謝絶して金弐百円を子爵より寄付せらるゝ事ニ決定しありたるを以て、其旨を告け、同金額を寄付したるニ、氏は其厚意を謝し、此弐百円ハ同事業中特殊の事に使用して子爵を記念する事ニ為すべしと喜んて辞去す
○下略