デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
5節 外賓接待
15款 其他ノ外国人接待
■綱文

第39巻 p.739-741(DK390314k) ページ画像

昭和6年6月19日(1931年)

是ヨリ先六月十二日、アメリカ合衆国人ハーバート・エス・ヒューストン夫妻、飛鳥山邸ニ来訪ス。
 - 第39巻 p.740 -ページ画像 

是日栄一、同夫妻ヲ歌舞伎座ニ招待シテ観劇会ヲ催ス。栄一老齢ノタメ、孫敬三夫妻代理接待ス。


■資料

集会日時通知表 昭和六年(DK390314k-0001)
第39巻 p.740 ページ画像

集会日時通知表  昭和六年        (渋沢子爵家所蔵)
六月十二日 金 午後四時半 ハーバート・エス・ヒユーストン博士
              並令夫人来約(飛鳥山邸)


招客書類(三) 【(写) 拝啓、益御清適奉賀候、然者今般御来遊被成候を機とし、我国固有の歌舞伎劇を供観覧、且簡単なる食事差上聊か御旅情慰め度候に付ては…】(DK390314k-0002)
第39巻 p.740 ページ画像

招客書類(三)             (渋沢子爵家所蔵)
(写)
拝啓、益御清適奉賀候、然者今般御来遊被成候を機とし、我国固有の歌舞伎劇を供観覧、且簡単なる食事差上聊か御旅情慰め度候に付ては来十九日午後六時半京橋木挽町歌舞伎座へ尊来被成下候はゞ本懐の至に奉存候、右は老生夫婦親敷御案内可申上候処、頽齢の為め失礼ながら孫敬三夫婦差出し代つて御接待可為致御諒承被成下度候、此段御案内申上度如此御座候 敬具
  昭和六年六月十六日
                     渋沢栄一
                     同 兼子
    ハーバート・エス・ヒユーストン様
    同 令夫人
  尚々御服装は平服に願上候、又当日は午後六時頃敬三夫婦御旅宿まで御出迎えに参上仕候間、御含被下度候 再敬
  (別筆)
  昭和六年六月十七日此書面奉書巻紙ニ認メ、小畑久五郎氏ソノ滞宿先ナル帝国ホテルニ持参、ヒ氏ニ手交シタリ、尚本書ニハ別紙訳文○略ス加封ス


招客書類(三) 【昭和六年六月十九日(金曜日)午後四時、於木挽町歌舞伎座 ヒユーストン氏夫妻招待観劇会】(DK390314k-0003)
第39巻 p.740-741 ページ画像

招客書類(三)             (渋沢子爵家所蔵)
 昭和六年六月十九日(金曜日)午後四時、於木挽町歌舞伎座
  ヒユーストン氏夫妻招待観劇会
                  (太丸・太字ハ朱書)
                  ○ハーバート・エス・ヒユーストン氏
                            ○同 令夫人
                             井上秀子氏
   井上氏俄ニ差支ノタメ同氏令嬢菅円吉氏夫人代理参加 ○代菅支那子氏
                            ○堀越善重郎氏令夫人
                            ○柏木秀茂氏
                            ○頭本元貞氏
                            ○鶴見憲氏

                            欠主人
                            欠主夫人
                            ○渋沢敬三
                            ○同 登喜子
 - 第39巻 p.741 -ページ画像 
                            ○小畑久五郎
    以上〆十二人 内出席十人
            欠席二人
 一、歌舞伎座ニ於ケル座席順ハ別紙ニアリ
 一、招待状控 歌舞伎座ニ於ケル食事準備ハ別紙参照
  ○本資料第三十五巻所収「日米関係委員会」昭和六年五月十九日、同年六月十二日、八月五日、並ニ本款昭和五年六月五日ノ各条参照。


渋沢栄一書翰 控 藤巻正之宛昭和六年六月二〇日(DK390314k-0004)
第39巻 p.741 ページ画像

渋沢栄一書翰 控  藤巻正之宛昭和六年六月二〇日 (渋沢子爵家所蔵)
 日光東照宮々司
  藤巻正之殿
拝啓、益御清適奉賀候、然ば本書持参のハーバート・エス・ヒユーストン氏は米国言論界並に実業界の有力者に有之、多年国際問題に付努力せられ、特に日米親善増進に尽力せられ候処、今般我邦の状況視察の為渡来せられ種々御談話致候処、此機に於て貴宮拝観致度由申出候間本書相付候次第に御座候、毎々種々の人々御紹介申上恐縮千万ながら不悪御諒恕被下、拝趨の節は御差支無之範囲に於て御便宜御供与被下候はゞ仕合に御座候
右願用得貴意度如此御座候 敬具
  昭和六年六月廿日
                    渋沢栄一