デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

9章 其他ノ公共事業
6節 追悼会
13款 大阪毎日新聞社東京日日新聞社主催先覚新聞記者追悼会
■綱文

第49巻 p.487(DK490164k) ページ画像

昭和3年3月20日(1928年)

是日、東京日日新聞社ニ於テ、大阪毎日及ビ東京日日両社主催ニヨリ、先覚新聞記者追悼会挙行セラル。栄一出席シテ追悼演説ヲナス。


■資料

集会日時通知表 昭和三年(DK490164k-0001)
第49巻 p.487 ページ画像

集会日時通知表 昭和三年         (渋沢子爵家所蔵)
三月廿日 東京日々新聞ヨリ案内


竜門雑誌 第四七五号・第七九頁昭和三年四月 青淵先生動静大要(DK490164k-0002)
第49巻 p.487 ページ画像

竜門雑誌 第四七五号・第七九頁昭和三年四月
    青淵先生動静大要
      三月中
二十日 東京日々新聞有力物故記者追悼会(同社)○下略


(高石真五郎)書翰 渋沢栄一宛(昭和三年)三月二四日(DK490164k-0003)
第49巻 p.487 ページ画像

(高石真五郎)書翰 渋沢栄一宛(昭和三年)三月二四日
                    (渋沢子爵家所蔵)
拝啓 益御清勝奉賀候、偖過日ハ御多用中にも拘らず弊社主催先覚新聞記者追悼会の為め態々御賁臨を辱ふし、極めて興味深き一場の御講話を賜り、弊社の光栄ハ勿論、先覚者の霊も定めし悦び候事と存候、此段厚く御礼申上候、唯私儀より分けて御詫申上度儀は、当日本山弊社長不参を致せし次第に有之候、本山も尊台の御来臨を喜び是非東上する様十八日夜迄ハ楽に致居候折柄、軽微には有之候へ共風邪に冒され、何分尊台の御前にては物の数にも無之候へ共老齢にも有之、近親の者より要心を勧告せられ、遂に不本意乍ら旅行を思止まり候様な次第にて、自然折角の御臨場を御迎へも申上ぐるを得ざるに至り申候、全く右の事情ニ就き何卒御許の程奉懇願候
尊台の一時間余ニ亘る御講演ニ就てハ外席者及社員一同非常に興味深く拝聴、尊台の御記憶力の御旺盛なるには今更ながら何れも驚嘆仕候由申居候、何れ速記ニ就て拝承致度と存居候、右早速御挨拶状差上べきの処旅行前取紛れ遂ニ延引ニ相成何とも申訳御座なく候、何れ帰朝後御元気の御英姿を拝して御礼申上ぐることを楽ニ致居候 早々敬具
  三月二十四日
                       高石真五郎
    渋沢子爵閣下
   ○栄一ノ演説筆記ヲ欠ク。