デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

2部 実業・経済

7章 経済団体及ビ民間諸会
2節 其他ノ経済団体及ビ民間諸会
3款 東北振興会
■綱文

第56巻 p.195-196(DK560057k) ページ画像

大正6年4月30日(1917年)

是年五月一日ヨリ、日本橋三越呉服店ニ於テ、当会主催ノ東北六県名産品陳列会開催セラレタルガ、之ニ先立チ、是日当会、朝野ノ名士百余名ヲ右会場ニ招待ス。栄一、会頭トシテ挨拶ヲ述ブ。


■資料

集会日時通知表 大正六年(DK560057k-0001)
第56巻 p.195 ページ画像

集会日時通知表  大正六年        (渋沢子爵家所蔵)
四月卅日 月 午後三時 東北名産品評会(三越呉服店)


竜門雑誌 第三四八号・第八九―九〇頁 大正六年五月 ○東北六県名産品陳列会(DK560057k-0002)
第56巻 p.195-196 ページ画像

竜門雑誌  第三四八号・第八九―九〇頁 大正六年五月
○東北六県名産品陳列会 青淵先生が其の設立以来熱心に尽力せらるる東北振興会は、今回同会主催の下に五月一日より向ふ十五日間三越呉服店内に於て、表記の如き陳列会を開催する事となり、四月三十日朝野の名士百余名を招待して之が批評を乞へり、品目凡そ五千種、其数約十万点、東北物産の殆んど総てを網羅して珍貴なるもの尠からず早くも買約済となれるもの続々とありしに見ても其盛況想ふべし。当日青淵先生の挨拶左の如くなりしと。
  先年我々有志相謀り、東北振興会を起し、東北六県に於ける産業の振興を助長せんとしたるは諸君の知らるゝ所なるが、爾後交通の完備、港湾改修、物産の開発等に関し種々調査する所ありしも、未
 - 第56巻 p.196 -ページ画像 
だ効果の十分なるを得ざりしが、今回其一端として東北六県の物産を都会人士に紹介し、之が奨励を計らんとの議あり、就中本会に最も熱心努力せらるゝ益田孝氏斯の説を提唱せられ、幸に当三越呉服店は右物産陳列に就き十分なる設備と経験とを有せらるゝを以て、同氏より此事を交渉せられたるに、同店も快諾を与へられ、愈々明一日より東北六県名産陳列会開催の運びとなりたり、而かも今日大臣閣下を始め諸君多数の来臨を忝うせるは振興会の深く感謝する所東北六県の物産を都会人士に紹介し、其批評を受くれば、其発展上の効果多大なるべきは言を俟たず、更に一層の援助あらんことを希望す云々。