9. 私の子に対する考へ
わたしのこにたいするかんがえ
(4)-9
故に私は子が孝を為るのでは無い、親が孝を為せるやうにしてやるべきものだといふ根本思想で子女等に臨み、子女等が総て私の思ふやうにならぬからとて、之を不孝の子だとは思はぬことにして居る。
- デジタル版「実験論語処世談」(4) / 渋沢栄一
-
底本:『渋沢栄一伝記資料』別巻第6(渋沢青淵記念財団竜門社, 1968.11)p.664-668
底本の記事タイトル:一九五 竜門雑誌 第三二八号 大正四年九月 : 実験論語処世談(四) / 青淵先生
底本の親本:『竜門雑誌』第328号(竜門社, 1915.09)
初出誌:『実業之世界』第12巻第14号(実業之世界社, 1915.07.15)